タムロンのEマウントレンズ 35mm F2.8 di iii OSD M1:2 (Model F053)をレビュー。デメリットも多いが面白い選択肢。

半端ないレンズ

みなさんこんにちは。渋たかです。

結論から言いますとこのレンズ半端ないです(°_°)色んな意味でw

かなり個性的なレンズで万人に受けるレンズとは思えないですが、一部の人にはグサッとささるようなレンズだと思います。

自分の使った感想としましては、安くレンズを買いたい方や、コンパクトなレンズ、寄れるレンズが欲しい方にとっては間違いなく買いです。

自分が所有しているEマウントフルサイズ用レンズの中で一番出番が多いレンズです。

今回はそのように思う理由と、実際の使用感や作例を紹介したいと思います。

詳しく解像感、周辺減光を知りたい方は↓の記事をご覧ください。

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Tamron 35mm F2.8が半端ない理由【良い点】

価格が安い

単焦点なのに開放F値が2.8。
とはいえフルサイズ用のレンズでお値段新品でも36000円で買えちゃいます。

タムロンさんありがとうございます!!

後述しますが、F2.8である理由はマクロ性能を優先したというところにあります。
国産メーカーで5万以下でフルサイズ用レンズを買えるのは驚きです。

寄れる

被写体に近づいて撮影できるレンズのことを「寄れる」と言ったりしますが、
まさしくこのレンズがそれでハーフマクロと呼ばれる性能を有しています。

最短撮影距離15cmで最大撮影倍率が0.5倍です!!!

もしこのあたりの用語が分からない方は↓をご参照ください。

レンズにおける最大撮影倍率、最短撮影距離、ワーキングディスタンスとは?マクロ性能のこと。
どうも渋たかです。 レンズの仕様に最大撮影倍率、最短撮影距離といった項目があると思います。 みなさんあれを意識していますか? また、ワーキングディスタンスという言葉について、意外と重要なので解説したいと思います。 マクロ...

このレンズが寄れるのはスペック見ると一目瞭然ですが、なんと接写時の描写は他レンズを圧倒しています。(特に周辺)

とるならさんのページから引用させていただきましたが、価格がほぼ2倍の格上レンズ SONY 35mmF1.8と比べて、撮影距離50cmでの近景比較で圧倒的な解像力の差があります

タムロン 35mm F/2.8 Di III OSD M1:2 Model F053 徹底レビュー
このページではタムロンのフルサイズミラーレス用交換レンズ「35mm F/2.8 Di III OSD M1:2 Model F053」のレビューを掲載しています。 Index更新履歴レンズのおさらい外

35mmF1.8も最短撮影距離22cmとかなり寄れるほうですが、実際には画質に大きな差があります。

その点も踏まえてレンズチョイスをしていきたいですね。

とはいっても中心部は殆ど差がないため、周辺が流れても問題ない被写体の場合は35mmF1.8でも大丈夫と思います。

モノクロに近い状態に仕上げてますがかっこいい。F2.8で撮影

先程の写真の画角にクマバチ?がフレームイン。
トリミングしましたがまだまだ余裕

トリミングしたため若干色収差が見えますが、許容範囲ですね。ちなみにライトルームで補正すれば一応取れます。

ピント面はかなりシャープ。ボケとの境が一目瞭然。F2.8は、ほんとにちょうどいいボケ感。

クラシックな雰囲気にもピッタリ。F4で撮影。

F2.8で撮影。
飲食店に入ったらこのレンズにレンズ交換。料理撮影にピッタリなレンズ。

コンパクト。そして異常に軽い


径と長さが73x64mm
F2.8にしては普通かなーと言った感じですが、ハーフマクロ性能を有しているのでコンパクトと言って差し支えがないかと。

そして 重量のほうは210gとフルサイズレンズとは思えない軽さで、どこへでも持っていきたくなります。
日常のちょっとしたおでかけにぴったりなレンズです。

撮影メインの日はメインポケットに広角ズームと望遠ズームをいれ,標準ズームは家に留守番しといてもらって、かわりにこれをサブポケットに忍ばせる。といった感じで活用したりしています。

メインポケット

本当にサブポケットに入るんです。

結局毎回持ち出しています。

ボケが綺麗

ボケの感じ方は個人差がありますのであくまで主観的な感想になりますが、
このレンズ、ボケが滑らかで綺麗です。

不満が出る人は少ないんじゃないかなと思います。


防塵防滴

価格が安い上に防塵防滴。
レンズである以上大切には扱いますが、他レンズと比べて如何なる状況でもラフに扱えることはかなりのメリットだと思います。

逆光耐性が優秀

タムロン35mm F2.8

シグマ24-70mmF2.8 dg dn

ズームレンズと比較するのは酷ですが、価格が3倍以上するハイエンドズームと比較してしっかり抑えられていることがわかると思います。

自宅でも楽しめる

ハーフマクロが故に自宅での暇つぶしにも持ってこいですwそして楽しい!
コロナ渦だったりでおうち時間が増えても撮影が楽しいのは最高ですね。

Tamron35mmF2.8の欠点

完璧なレンズなど存在しません。

そしてこのレンズはかなり驚異的な価格設定が故に、妥協しなければいけないところがあるのも事実です。

AFが遅い

コストカットのためインナーフォーカスではなく、前玉繰出式のDCモーターが採用されています。

物理的な動きが発生するため、フォーカスに時間がかかってしまいます。

動き物を撮りたいと思う場合は、このレンズを選択肢から外した方がいいです。

そして駆動音もそれなりにするため、気になる人は気になると思います。

ただしAF-Cにすると普通に速いです。ストレスないくらい。ただ音はうるさいので気になる人はなるかも。

外装がプラスチック

マウント部は金属ですが、外装はすべてプラスチックとなりますので所有欲は満たされません。

高級感をレンズにお求めの方は購入を避けた方が良いです。

フォーカスブリージングが大きい

遠景にピント(推定35mm)

中景ピント(推定40mm)

最短距離ピント(推定45mm)

遠景ピントをAPS-Cクロップ(推定52.5mm)

おわかりいただけますでしょうか。
実質35mmで使えるのは、遠景撮影のみで、ピントを近くにすればするほど画角が狭くなります。

接写時はほぼ50mmに近いといった画角で、広角マクロとして使用することはできません。

広角マクロ撮影をしたい場合は20mm or 24mm をチョイスする必要があります。

逆に言うと、テーブルフォトなどで、ほどよく背景を圧縮した写真を撮りたいなら、この点は長所にかわるでしょう。

フォーカスブリージング
ピントの位置によって画角が変わることです。

フォーカスブリージングが大きいため動画にはあまり向きません。

開放で玉ボケが欠ける。

F2.8で撮影

F2.8で撮影

ご覧の通り隅に行くにつれ玉ボケの形がレモン型になっています。

これは周辺減光と同じく口径食が原因です。

鏡筒で斜めに入る光が遮られることで周辺減光になったり、ボケが欠けたりすることです。

このレンズは特に開放での撮影で周辺減光が顕著なので合点がいきます

F4では少しマシになるので気になる方はF4で撮りましょう

F4ではボケ量が減るため、玉ボケを目立たせるにはなるべく被写体に近づいて撮影する必要があります

F5.6まで絞ると、今度は絞り羽根の影響を受け始めます。

このレンズは絞り羽根が7枚なので玉ボケが7角形(F5.6以上に絞れば絞るほど)になります。

つまり絞り羽根が多いレンズの方が玉ボケの形が○に近づきます

絞り羽根の数が少ない点でもコスト削減が図られているということです。

開放での周辺減光

タムロン35mmF2.8

こんなにも周辺減光することを考えるとあまり開放で撮りたいとは思えません。
絞れる状況ならなるべく絞りましょう。

単焦点レンズなのに暗い

開放F値がF2.8のため夜はノイズがのります。

そして、F2.8で撮っても周辺減光の影響なのか体感的に暗く感じます。

暗い場所で動きものを撮影する場合はSONY35mmF1.8など明るいレンズをチョイスしましょう。

原産国がフィリピン

気にされる方もいらっしゃると思いますが、このレンズ日本製ではありません。
自分が持っている個体はMADE IN Philippineと記載があります。

35mmF2.8はズームレンズで対応可能。

例えば同社の28−75mmF2.8などF2.8のズームレンズであっても35mmF2.8といった設定で撮れるため、あえてこのレンズで撮る必要がありません。

サイズ感に問題がなくマクロ性能も重視しない場合は、ズームで問題がない。

まとめ

んぁ!?
まさかの欠点の方が多い結果に!w

個人的にはハーフマクロ性能とサイズにとんでもない価値を感じているため欠点が霞みます。

20mmや24mmにしなかった理由はテーブルフォトにも使いたかったからです。

そして、35mmは超万能焦点距離、おまけに接写で背景ほどよく圧縮でかなり使いやすいレンズに仕上がっています

屋外だけを考えると20mmや24mmでも良いと思いますし、相当おもしろい写真が撮れると思います。

個人的な総合評価では5点満点中3.5点くらいですかね?w

もし欠点が妥協できるよ!って方は少ない投資で相当なリターンが得られるレンズです。

なんといってもしっかりしたフルサイズ画質のレンズが36000円ですからね。

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