Panasonic 12-32mm F3.5-5.6 をレビュー。最小パンケーキズームレンズ

みなさんこんにちは。

マイクロフォーサーズのカメラを使うときは、コンパクトなボディとコンパクトなレンズの組み合わせがいい。

まさしくそのようなGX7MK2+レンズキット(12-32mm F3.5-5.6)

交換用ズームレンズでは一番小さいんじゃないか?というレベルで小さい。

今回はこのレンズをレビューしようと思います。

価格は新品でも2万前後と、信じられないくらい安いが画質はどうなのか?

外観とサイズを他のパンケーキズームレンズと比較

各フォーマットのパンケーキズームレンズのスペックを比較しました。

         12-32mm
F3.5-5.6     
16-50mm
F3.5-5.6       
XC15-45mm
3.5-5.6     
28-60mm
F4-5.6     
重量70g116g135g167 g
価格約22000円約3万円約32000円約45000円
マウントマイクロフォーサーズsony E(APS-C)FUJI X(APS-C)Sony E(フルサイズ)
最大径x高さ55.5x24 mm64.7x29.9 mm62.6x44.2mm66.6x45 mm
フィルター径37mm40.5 mm52 mm40.5 mm
最大撮影倍率換算0.26倍換算0.32倍換算0.36倍(広角端)0.16倍
換算焦点距離24-64mm24-75mm22.5-67.5mm28-60mm
手ブレ補正○3段なし
繰り出し方法手動自動自動手動

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レンズのスペック(仕様)の意味や見方を理解してレンズを選ぼう
レンズのスペックを見てて、「これってどういう意味?」と思う項目もあるかと思いますので、解説していこうと思います。 SONYの24-70mm F2.8 GMというレンズを参考にします。 焦点距離:24-70mm 開放F値:F2...

更に付け加えると、オリンパス14-42 ,  NIKON16-50 , 24-50mmなどと比べても小さい。

12-32mmは交換式ズームレンズで恐らく世界最小だと思います。

いやーしかし、16-50mmもAPS-Cと考えると相当小さいですね。

APS-C機を選ぶ理由としては、「より背景をボカしたい」「2400万~2600万画素で撮りたい」などがあります。マイクロフォーサーズは多くて2000万画素です。

僕がマイクロフォーサーズのボディと12-32mmを使う理由は、「よりコンパクトなこと」なことを求めているからで、画質を最大限求めるときはフルサイズを持ち出しています。

         GF9    GX7MK2 ZV-E10    X-E4     a7c    
総重量269g426g343g364g509g
マウントマイクロ
フォーサーズ
マイクロ
フォーサーズ
sony E
(APS-C)
FUJI X
(APS-C)
Sony E
(フルサイズ)
重量
(キット
レンズ込)
339g496g459g499g676g
AF
手ブレ補正
コンパクトなミラーレスはどれも一長一短といった感じです。

センサーサイズが違うので当然ですが、APS-Cのパンケーキズーム16-50mm F3.5~5.6と比べても12-32mmは小さい。どちらもレンズフードは付属していない。

沈胴式は、運搬時には収納して使用時にレンズを繰り出すことで撮影を開始できます。

その繰り出し方法ですが、電源ONと電動して自動で繰り出すSONY16-50mmなどとは違い、手動でズームリングを回し繰り出します。つまり、電動ズームではありません。

ズーム時

E-M1 MARK II + 12-32mm F3.5-5.6

G9 PRO + 12-32mm F3.5-5.6

大きいボディにつけるとグリップより小さくなるので、カメラだけを持ち運ぶ感覚でレンズも運ぶことができます。

さまざまなレンズと解像力を比較

結論をいうと、このレンズの解像力は上位レンズと比べると甘いです。

特に隅の描写は霞んだような描写になります。

12-32mm と 20mm F1.7を比較

パンケーキ単焦点とパンケーキズームの対決です。
↓の画像部分をタップすると拡大します。

12-32mm と 16-50mm F3.5~5.6(SONY APS-C)を比較

GX7MK2(1600万画素)とa6400(2400万画素)なのでその差もあります。

↓の画像部分をタップすると拡大します。

12-32mm と12-60mm F2.8-4 Laica と比較


↓の画像部分をタップすると拡大します。

特に隅がかなりの差になってます。

12-32mmと12-40mm F2.8 PROと比較

↓の画像部分をタップすると拡大します。

隅は差がありますが・・

12-32mmは広角端でも普通に写りますね。このサイズなのに驚きました。

12-32mmと14-42mmを比較

12-32mmの隅は14mmにズームしても14-42mmのコントラストに負けていて、色収差が発生している。

↓は広角端同士で比較

広角端 隅

広角端 遠景(50m以上)隅

解像感は似たようなものですが、コントラストと色収差を加味すると、14-42mmのほうが良いです。

↓32mmで比較すると、14-42mmのほうが画角が狭いことがわかります。

32mm 隅

32mm 遠景 隅

12-32mmの隅は全域にわたってコントラストが低いです。

玉ボケ

かなりコンパクトなレンズですが、玉ボケの欠けはあまり気にしなくて大丈夫です。

とはいえ、センサーサイズが小さくF値が大きいので、このレンズで背景をボカすことは難しいですね。

18mm F4.2

接写ならボカすことができます。

周辺減光

12mmでの周辺減光。右下あたりにあるのはレンズの影なので気にしないでください。

F4に絞るだけでもだいぶ改善するので、絞れる状況であれば絞りましょう!

逆光耐性

ざまざまな状況で比較しましたが、上位レンズと比べると全体的に少し逆行耐性が低いのかなという結果になりました。

←スライドできます→
絞ったときの光芒は特徴的ですね。

ライバルの14-42mmのフレアやゴーストの出方はあまり好みじゃありません。
格上のフルサイズレンズ 16-35 F4 Gは同じ状況で全くゴーストフレアが発生しませんでした。

AF(若干遅い)

静止画だと上位レンズより若干遅いくらいですが、動画だともう少し差が開きます。

動画AFは12-60mm laica = 15mm F1.7 laica >>12-32mm F3.5-5.6 >>>>>20mm F1.7 という感じでした。

あとは使用するボディによります。

 

12-32mmを各ボディに付けたときの使用感

GX7MK2 → 動画AFが遅すぎるので、このレンズに限らずどんなレンズをつけてもきつい。

g9 pro → 昼間、十分な光量があれば使用できるレベル。ただ、上位レンズよりは若干遅い。

E-M1 mark ii → G9 とほぼ変わらない感じ。純正の12-40mm F2.8 proやパナ上位レンズを付けたときよりかは遅くなる。

12-32mm 3.5-5.6は、GX7MK2やGF9を使っての動画AFには期待しないほうがいいです。せっかくキットレンズになっているのに、ボディ側のAF性能がきつすぎる。

GX7mk2は手ブレ補正付きですが、AFが弱いのがもったいないですね。

12-32mm F3.5-5.6はこの小ささで手ブレ補正付き

手ブレ補正なしのライバル機14-42mm F3.5-5.6と比べると、32mm側での効きが良いように思いました。

広角側はレンズ内手ブレ補正の有無よりか、ボディ内手ブレ補正が重要という感じがします。

Panasonic公式の発表では、E-P7では12-32mmの手ブレ補正が効かないとのことですが、↑の動画では若干効いてる用に思います。 (歩き方が良く?)たまたまブレが少なかっただけの可能性もあります。

参照元Panasonic公式HP  左上のH-FS12032が12-32mmのことを指している

静止画でも12-32mmと14-42mmの32mm側で撮り比べましたが、
ボディがGX7MK2でも体感できる違いはありませんでした。

手ブレ補正は完璧な比較ができなくて、体感でのお話になるのですが、

GX7MK2で12-32mmの32mmで撮影しているときに、シャッター速度1/8からブレがなくなりはじめる。
1/15あれば安心かなという感じ。

効果は2〜3段というイメージですね。

ブラさないように気を付ける方が重要です。

12-32mmの欠点まとめ。最大の欠点はフォーカスリングがないこと。

ここまでの欠点のまとめとしては、

・解像感が少し甘い(特に隅)
・AFが少し遅い
・逆光耐性が少し低い

などがありました。

このレンズにはもう一つ欠点があり、それは薄すぎるが故にフォーカスリングがないことです。

通常、ズームレンズにはズームリングとフォーカスリングがある。

同じくコンパクト沈胴式レンズのSONY16-50mmにはズームレバーがあることで、フォーカスリングが使える。

12-32mmでマニュアルフォーカスを行うには、「フォーカスエリアボタン」を押してから「タッチパネル」もしくは「物理ボタンの←,→」を押すことでピント位置を調整可能です。

フォーカスエリアボタンを押すとこの画面になる。

残念なことに、オリンパス機ではそれすらもできないのでAF専用レンズとなってしまいます。

MFをよく使う人にとっては操作性が悪いといわざるを得ません。

12-32mm F3.5-5.6の作例

すべてボディはGX7MK2

ISO200 21mm F10 RAW現像

iso200 32mm F8 RAW現像

iso200 13mm F4  コントラストいじり

ISO200 13mm F3.5 撮って出し。

iso200 12mm F5.6 RAW現像

iso200 13mm F4 撮って出し

ISO200 25mm F5.2 RAW現像

ISO200 12mm F3.5 撮って出し

このレンズの本当のライバルは20mm F1.7とスマホ

←2つが12-32と20mm F1.7

実は、薄さでは20mm F1.7のほうが薄いです。

 12-32mm F3.5-5.620mm F1.712-60mm F2.8-4 LaicaPixel 7 pro(スマホ)
レンズの重量70g100g(iiは87g)320g212g(ボディも込み)
GF9に装着した時339g369g(iiは356g)589g
GX7MK2に装着した時496g526g(iiは513g)746g

12-60mmの大きさは、このボディのグリップではきつい。

12-60mmは大きすぎるため、完全に別枠のレンズ。

20mm F1.7はこの薄さなのに、さすが単焦点という画質です。

レビュー記事

Panasonic 20mm F1.7をレビュー。最もバランスがいいコンパクト単焦点
みなさんこんにちは。 最強のパンケーキレンズであるマイクロフォーサーズの単焦点 20mm F1.7をレビューします。 GX7MK2 + 20mm F1.7 結論を言うと、このサイズなのに全く問題がな...

iso200 20mm F1.8

iso500 20mm F1.7

僕はフルサイズやAPS-Cカメラも持っていますが、12-32と20mm F1.7は未だによく使うレンズです。

ハイキングに12-32mm、夜間や飲食店でのスナップは20mm F1.7を使用しています。かなり軽くポケットに収まるため、他に替えが効かないんですよね。

レンズとボディを切り離すと、ほぼどんなポケットにも入ると思います。レディースパンツの小さすぎるポケットは無理そう。

スマホで十分なのか?

スマホはもっとコンパクト。スマホとマイクロフォーサーズの画質差は↓の記事で比較しています。

{2022年}スマホと一眼カメラの画質の違い。デジタルカメラは必要。
  スマートフォン4機とミラーレス一眼3機を使い画質の比較をしました。 結果は、デジタル一眼カメラの勝利となりました。 当然といえば当然ですが、近年スマホの画質が急上昇していますので気になっている方も多いかと思います。...

最新スマホは10万円超えますので、マイクロフォーサーズのカメラとレンズが買えちゃいます。

パット見の画質やスマホで写真を確認するという方は、日常の写真はスマホでもOK。

一生写真を大切に残したい。PCモニターで見てもしっかりした画質で見たいという方はデジタルカメラがおすすめ。

しっかりした露出でしっかり編集すればスマホの画質を超えます。

12-32mm F3.5-5.6を選ぶべき人

・デジタルカメラを楽しみつつコンパクトを求める人
「スマホでは物足りない」「ちょっとしたお出かけでもデジタルカメラで撮りたいが大きいものは嫌」
こんな方には最高の商品です。

・昼間の撮影用のコンパクトなレンズがほしい。
昼間であれば、画質は十分なレベルです。光学ズームが可能なので、旅行にも使いやすい。

お子様の日常スナップ
レンズが小さすぎて、カメラを向けられている感じがしませんので、自然なショットを撮れます。
運動会の近場撮影用にも使える。

その分、大きいレンズには劣ってしまう状況も出てきますので妥協点はあります。

20mm F1.7を選ぶべき人

基本的に12-32mmと同様の方におすすめですが、20mmF1.7は単焦点で明るく撮影することが可能。

・背景をボカしたい方

・夜や室内でも撮影したい方

ただ、AFが遅すぎるので動き回るものを撮る場合には全く向きません。そもそもAF-Cが使えない仕様になってます。

20mm F1.7のAF速度の遅さは↓で確認できます。静止画でも遅い。

AFモーターの種類、リニアモーターやステッピングモーターの違いなど。
近年のカメラでは、自動で被写体を認識してフォーカスを合わしてくれる便利な機能、AF(オートフォーカス)がありますよね。 カメラに像面位相差AFやコントラストAFなどの被写体検出装置がありますが、レンズには、実際にフォーカスレンズを動かすた...

僕は20mm F1.7を所有しているのでこのまま使ってますが、今はiiが販売されており13g軽くなって若干改良されています。
旧型は現在中古でしか入手できません。写りとAFはそのままなので、中古でもいい方は旧型でもいいんじゃないかなと思います。

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12-32mm F3.5-5.6に合わせるボディはこの4つがおすすめ。

マイクロフォーサーズのボディに関してはこちらでかなり詳しく比較しています。

お忙しい方にまとめると、12-32mm F3.5-5.6に合わせるボディとしては以下の4つがおすすめです。

GM1(鬼軽ボディ204g。中古しかない)

GF9(GM1より重くなったが画質AF性能UP269g)

現在はGF9の後継機GF10出ていて、違いは
・広角4Kセルフィー
・夜景セルフィーモード
・美肌効果・スリムモード
が搭載され、1g重くなりました。

ほぼ変わらないので、自撮りするかどうかで決めましょう。

GX7MK2(4段手ブレ補正付き426g)

少し重いが、中古でめちゃくちゃ安い。

少し価格が高くオリンパスでもよければ、E-P7がおすすめです。

E-P7(4.5段手ブレ補正付きでなんと337g)

¥78,800 (2023/02/08 00:14時点 | Amazon調べ)

手ブレ補正を搭載するためには、およそ100~150gほど重量が増す傾向がありますが、このカメラはなんと337gです。
加えてJPEGの色をかなりいじれますので、替えがきかないボディに仕上がってます。7万円ちょい出せる方は大変おすすめです。

コントラストAFではありますが、GX7MK2のAFより全然マシ

カメラやレンズは高価なのでレンタルもおすすめ。

カメラ機材は高価なので購入するハードルが高い・・

  • 購入前に実際に使ってから検討したい
  • お子様の行事や旅行など、イベントで一時的に使用したい
  • 人気の機材をお試しで使用してみたい 
  • サブスクで色々なカメラを使いたい
渋たか
渋たか

そんな方はカメラレンタルサービスを利用するのがおすすめです。

個人的にはカメラレンタルのサブスク「GooPass」がおすすめです。

例えば今回紹介した 12-32mm F3.5-5.6は
なんとLv1パス:月額 税込6380円で1ヶ月間借りられます。(その間、別の機材に取替放題。)

僕はこれまでGooPassを何回も利用しましたが、カメラレンタルサービスの中で最強だと思いました。

GooPassをおすすめする理由 

①品揃えが他社よりも多い。
 ・「借りたいときに在庫がなく借りれない・・」
 ・「借りたい機材の取り扱いがない・・」
このようなことがGooPassでは、ほぼ起こりません。

②1weekパスを使用すると業界最安
  GooPassには契約ランクよりも上位ランクの機材を1週間借りることができるサービスがあり、高い機材も格安で借りることができます。

③契約期間中機材を取り替え放題
  通常は一度借りたら期間終了まで機材を変更できないですが、GooPassの場合はなんと、契約ランク以下の機材なら取替放題なので色々な機材を試せます。

④注文から受け取りまでがAmazon並に早い。
  僕は実際に14時に頼むことも何回かありましたが、その日のうちに発送され、翌日午前中に受け取れました。(東京→大阪)

⑤サポートが充実
  ・機材を破損させてしまったときのサポートが充実しています。
  ・10:00-21:30(年中無休)でチャットサポートで対応して頂けます。

以上の理由からGooPassは大変おすすめです。

\税込み6380円からレンタル可能/
GooPass 公式ページ

GooPassについて詳しく知りたい方はこちら↓
{GOOPASS}料金と注意点。登録〜審査 、レンタル 〜返却 流れ
もう少し競合他社のサービスと比較して検討したい方はこちら↓
カメラレンタルサービス4社を徹底比較!選び方を解説

マイクロフォーサーズ レンズレビュー記事一覧
単焦点ズーム比較記事
20mm F1.712-32mm F3.5-5.615mm F1.7
42.5mm F1.7
 

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