本来換算85mmって決して汎用性は高くないですが、このレンズはマクロの表現ができることにより、汎用性が高いレンズで、代替不可能です。
フルサイズの85mmは大きくて重たいので旅行やツーリングには絶対持っていかないですが、このレンズは気軽に持っていくことができます。
- 寄れる(換算0.4倍)
- 絞ったときのシャープネス
上位レンズに負けない - 小型軽量
- AF速度
- 安価に換算85mmを楽しめる
- 他のレンズでは代替不可能
- 色収差が発生しやすい
- ボケが若干きたない
- 開放付近で周辺と隅が甘い
色収差も発生しやすい

マイクロフォーサーズ レンズレビュー記事一覧 | ||
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単焦点 | ズーム | 比較記事 |
20mm F1.7 | 12-32mm F3.5-5.6 | 15mm F1.7 42.5mm F1.7 |
15mm F1.7 | オリンパス 12-100 タムロン 28-200mm |
|
42.5mm F1.7 |
外観
スペック
仕様 | 42.5mm F1.7 |
---|---|
レンズ構成 | 9群10枚 |
最大口径比 | F1.7 |
最小口径比 | F22 |
焦点距離 | 42.5mm |
画角 | 29度 |
最大撮影倍率 | 換算0.4倍 |
最短撮影距離 | 0.31m |
フィルターサイズ | 37mm |
最大径 x 全長 | 約63 x 56mm |
重量 | 約130g |
AF駆動方式 | ステッピングモーター |
防塵/防滴仕様 | なし |
価格 | 約5万円(税抜) |
付属品 | レンズフード、レンズキャップ、レンズリアキャップ |
解像感
42.5mm F1.7と12-100mm F4の接写での解像性能を比較
ピント位置は中心
- 42.5mm F1.7 F4
- 12-100mm F4 F4
- 42.5mm F1.7 F5.6
- 12-100mm F4 F5.6
- 42.5mm F1.7 F8
- 12-100mm F4 F8
同じF値でみると12-100mmよりも42.5mmのほうが若干優れるのかなという印象です😀
28-200mmと換算85mmの接写で比較
a7iii(2400万画素)
GX7MK2(1600万画素) につけて比較しました
- 42.5-F1.7. F4で撮影
- 28-200mm F4.5で撮影
- 42.5-F1.7. F5.6で撮影
- 42.5-F1.7. F8で撮影
- 28-200mm F8で撮影
28-200mmの接写での周辺描写はかなり甘いので、42.5mm F1.7の勝利といっていいでしょう。
像面湾曲の影響でフルサイズは被写界深度が浅く不利かもしれないですね。
28-200mmと換算85mmの近景で比較
被写体まではおよそ2〜3mです。
42.5mm F1.7の開放付近〜F2.8まではかなり甘いことがわかります。
F4で画素数を考慮してやっと28-200mmと同等といったとこでしょうか。
接写から少し離れると、解像力という点ではマイクロフォーサーズの優位性がなくなりますね。
42.5mm F1.7と12-100mm F4の遠景での解像性能を比較
42.5mm F1.7の開放の描写は、やはり周辺から隅までが甘いですね。
同じF値でみると、12-100mmとほとんど変わらないです。
- 朝から晩までレンズ交換不要
※静止物に限る - 高価
- 重い
- レンズ交換が手間
- 背景をボカすことができる
- 軽い
- 安い
12-100mmを買える財力があるなら、フルサイズのニコン24-200mm F4-6.3 Zやタムロン28-200mm F2.8-5.6も検討が必要です。
12-100mmは夜景スナップ、室内スナップにはおすすめですが、いかんせん重たくて高価・・
42.5mm F1.7は小型軽量で、開放は甘いものの絞るとしっかりしたパフォーマンス。
更に換算0.4倍まで寄れる付加価値付き。
マイクロフォーサーズは接写で被写界深度を確保しやすいこともあり、他マウントのレンズを含めても代替不可能なレンズとなっています。
20mm F1.7と最短撮影距離で比較
20mm F1.7でも最短撮影距離で撮影しましたので比較します。42.5mmのほうが寄れますので拡大率は小さくして、大きさをあわせました⇩
- LUMIX G 42.5-F1.7 (f – 1.7) _
- LUMIX G 20-F1.7 (f – 1.7) _
- LUMIX G 42.5-F1.7 (f – 2.8) _
- LUMIX G 20-F1.7 (f – 2.8) _
- LUMIX G 42.5-F1.7 (f – 4.0) _
- LUMIX G 20-F1.7(f – 4.0) _
- LUMIX G 42.5-F1.7 (f – 5.6) _
- LUMIX G 20-F1.7 (f – 5.6) _
- LUMIX G 42.5-F1.7 (f – 8.0) _
- LUMIX G 20-F1.7 (f – 8.0) _
20mm F1.7のほうが優れていますね。
42.5mm F1,7も20mm F1.7と同じ大きさになるまで被写体から離れたら、ほぼ同じになるかと思います。
42.5mm F1.7の実写での解像性能
F値開放の中心部は接写でもかなり解像しますが、周辺では若干甘くなります。
絞れば周辺も解像する↓
逆光耐性
ゴーストやフレアが発生することもあるのですが、めちゃくちゃひどいわけではありません。
良好なほうなのかなと思います。
ところで↓の丸い光2つは一体なんなのだろうか?
幻想的な雰囲気になってるので結果オーライですが、非常に謎です🤣 ご存知の方は教えて下さい。
ボケ感
↓更に拡大
周辺減光
開放でも全然目立ちませんでした。
- LUMIX G 42.5-F1.7. 1-15 秒 (f – 1.7) _
- LUMIX G 42.5-F1.7 1-6 秒 (f – 2.8) _
- LUMIX G 42.5-F1.7. 1-3 秒 (f – 4.0) _
- LUMIX G 42.5-F1.7. 0.6 秒 (f – 5.6) _
- LUMIX G 42.5-F1.7. 1.3 秒 (f – 8.0) _
ただ、マイクロフォーサーズのレンズはLightroomに取り込んだ時点ですでに補正がかかった状態らしいです。
その補正がかかった上で15mm F1.7は周辺減光が発生しますが、42.5mm F1.7では全然気にならないですね。
AF(問題ない)
オリンパスボディと組み合わせて動画撮影時のAFを確認しました。↓
見ての通り爆速です。
Panasonicボディだと動画はもたつきますが、静止画では問題なく速いです。
作例
まとめ。 このレンズがおすすめな人
85mmの画角をフルサイズレンズで持ち運ぼうとすると大変です。持ち運んだとしてもここまでは寄れません。
そう考えるとこのレンズは代替不可能なレンズで、個人的にはお気に入りのレンズです。
- 寄れる(換算0.4倍)
- 絞ったときのシャープネス
上位レンズに負けない - 小型軽量
- AF速度
- 安価に換算85mmを楽しめる
- 他のレンズでは代替不可能
- 色収差が発生しやすい
- ボケが若干きたない
- 開放付近で周辺と隅が甘い

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20mm F1.7 | 12-32mm F3.5-5.6 | 15mm F1.7 42.5mm F1.7 |
15mm F1.7 | ||
42.5mm F1.7 |
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NIKON 24-200mm VR Z タムロン 28-200mm | CANON RF24-240mm IS USM タムロン 28-200mm | オリンパス 12-100 タムロン 28-200mm |
高倍率ズームとマクロ単焦点の違い
パンケーキ平凡ズームとパンケーキF1.7単焦点の違い
平凡ズームと大三元ズームの違い
大三元ズームレンズとF2.8ハーフマクロ単焦点レンズの違い
マイクロフォーサーズ平凡レンズとAPS-C平凡レンズの違い
マイクロフォーサーズ大三元レンズとAPS-C・フルサイズ小三元レンズの違い
※すべてのレンズでこのようになるわけではありませんが、傾向がわかるかと思います
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