みなさんこんにちは。
カメラで写真を撮ろうとするとカメラ本体はもちろん、レンズも買うことになります。
その際に必ずチェックする必要があるのがレンズの焦点距離。
今回は「焦点距離とは何?」といったことを話していきます。
※この記事で出てくる焦点距離の数字は全て35mm換算で表しています。
焦点距離とは
焦点距離とはセンサーからレンズまでの距離のことで、その距離によって実際に写真に写る範囲(画角)が変わります。
焦点距離はmmという単位で表されます。
この数字が低ければ低いほど焦点距離が短く、そのレンズの写せる画角(写真に収まる範囲)は広くなります
。
反対に数字が高ければ高いほど焦点距離が長く、画角はせまくなります。
よくレンズの名前に24mmF1.4とか24−70mmF4と書いてあると思いますが、この24mmとか24-70mmというのが焦点距離を表したものになります。
ちなみに、F1.4などの数字は、そのレンズの最も低く設定できるF値(開放F値)を表しています。
焦点距離がどれくらいなら広角レンズ?望遠レンズ?
個人的にはこのように分類しています。
超広角レンズ | 広角レンズ | 標準レンズ | 中望遠レンズ | 望遠レンズ | 超望遠レンズ | |
---|---|---|---|---|---|---|
焦点距離 | 24mm以下 | 24mm~35mm | 35mm~70mm | 70~105mm | 105mm~200mm | 200mm以上 |
個人的にと申し上げたのは、人によってどこまでが標準レンズだとかは見解が分かるからです。
おおよそこのぐらいだと思っていただいて大丈夫です。
※冒頭にも言いましたが、これらはすべてフルサイズ換算で表示していますので、マイクロフォーサーズであれば1/2(0.5倍)、APS-Cであれば2/3(0.66倍)として見てください。
広角、標準、望遠。どう使い分ければいい?
超広角 | 広角 | 標準 | 中望遠 | 望遠 | 超望遠 | |
---|---|---|---|---|---|---|
被写体の例 | ・風景全般(壮大系) ・星 ・大きい建造物 | ・風景(被写体が小さめ) ・風景+人(背景が広めに写る) ・小さめの建造物 | ・風景+人(背景そこそこ入れる) ・物撮り ・数歩後ろにさがって風景も可能 | ・風景+人(背景狭く写る) ・物撮り ・風景(狭め) | ・近め、大きめの飛行機や野鳥 ・運動会(お友達混入) ・風景(背景圧縮、一部分切り取り) | ・遠め、小さめの飛行機や野鳥 ・運動会(お子様のみ切り取り) ・風景(背景圧縮、一部分切り取り) |
基本的にはこのような使い分けになると思います。
初めは基本を習得し、いずれカメラに慣れてくると好きなレンズで好きな構図で撮影していくといいです。
一味違ういい写真を撮るにあたっては基本から外れることも必要になってきますので。
焦点距離が短い | 焦点距離が長い | |
---|---|---|
写る範囲 | 広くなる(広角) | 狭くなる(望遠) |
被写界深度(ピントが合う範囲) | 深くなる(背景がボケにくい) | 浅くなる(背景がボケやすい) |
遠近感 | パースが強くなる。 | 圧縮効果が強くなる。 |
焦点距離ごとのレンズの画角
同じ構図での画角の違いを撮り比べしました!
14mm~600mmまで一気に比較
14mm
14mmは超広角の節目な気がします。
これより広角となると中々ありません。
16mm
17mm
タムロンさんのEマウントレンズ17-28mmの広角端が17mmですね。
14mmと結構違いがありますね。
20mm
20mmは単焦点レンズもあったりして、人気の焦点距離です。
24mm
標準ズームレンズの広角端でよく使われる24mm。
35mm
鉄板単焦点レンズの画角35mm!
個人的には扱いやすくて大好きな焦点距離です。
50mm
こちらも超王道画角!
多数の単焦点レンズが各社から凌ぎを削って発売されています。
よく「50mmは人間の視野とおなじ。」と言われますが
本当にそうかな?っと個人的には思います。
なぜか僕は35mmの方が視野としてしっくりきます。
50mmは引いて広角、寄って望遠のような写り方をすると言われていて、かなり万能だと界隈から人気の焦点距離です。
個人的には「風景撮るには狭いし、物撮りするには広いから難しいな〜」と思う焦点距離です。
70mm
標準ズームレンズの望遠端でよく使われる70mm。
個人的にはもっとズームしたくなることが多いです。
85mm
このあたりの焦点距離からは、一眼レフでしか撮れない画角のため、スマホでは出せない写真のオーラを纏ってきます。
85mmの焦点距離は本当によく使います。
100mm
105mm
単焦点で最小されている焦点距離です。
135mm
135mmは単焦点レンズがありますね。
離れてポートレートする時に使われたりする画角です。
180mm
かなり中途半端ですが、70-180mmの望遠端が180mmというマニアックな焦点距離でした。
200mm
70−200mmの望遠端でもありますし、200-600mmの広角端でもあります。
単焦点でも200mmはありますので、要チェックの焦点距離です。
400mm
600mm
600mm以上は超望遠域で、小さい野鳥を撮影する際によく使われている焦点距離です。
逆に、それ以外の被写体にはほとんど使えないほど望遠ですw
800mm
1200mm
最後までご覧いただきありがとうございます。
少しでもレンズ選びの参考になれば幸いです。
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※すべてのレンズでこのようになるわけではありませんが、傾向がわかるかと思います
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