望遠レンズの圧縮効果とは?一目で一眼レフの写真だとわかる。

70mm

前回は広角レンズのパース効果について記事にしましたが、今回は望遠レンズの圧縮効果について取り上げます。

圧縮効果とはなにか

圧縮効果とは背景の被写体が実際よりも近くに見える(圧縮されて見える)ことです。

焦点距離が長く(望遠に)なればなるほど圧縮効果が得れます。

よく写真は引き算と言われていますよね。

圧縮効果を利用すると無駄なものが写りにくくなり、スッキリした写真に仕上がります

圧縮効果の特性

望遠レンズというよりは、望遠の画角が圧縮効果を得やすい。

同じ位置から70mmと180mmで撮影して同じ部分の写り方の違いを比較しました。

180mmF8で撮影

↑こちらが180mmで撮影した写真です。

↓が70mmで撮影した写真です。

70mm F8で撮影。

ここの黄色の枠トリミングして、画角を180mmに揃えました。↓

70mm F8で撮影した写真の黄色の枠を180mm相当にトリミング

画角を揃えると、全く同じ写り方で、同じ圧縮効果を得られました。

つまり、望遠レンズは広角や標準レンズの中心部分を切り取っているだけです。

もちろん望遠レンズは光学的に切り取っていて、高画質で背景はボケやすいので「切り取っただけ」という言い方は語弊があるかもしれませんが・・

つまり、

「望遠レンズ=圧縮効果を得やすい」というよりは、

「望遠の画角=圧縮効果を得やすい」のです。

望遠レンズ=圧縮効果を得やすいというのも間違いではないのですがねw

本質的には、圧縮効果は撮影位置から被写体までの距離で決まる。

24mmと70mmで手前の被写体の大きさを揃えて背景の写り方を比較しました。

このように前景の被写体の大きさを揃えた場合、焦点距離が長い方が背景が圧縮されます。

被写体に近づいて広角の画角で写す
→圧縮効果が弱くなる。

被写体から離れて望遠の画角で写す
→圧縮効果が強くなる。

本質的に考えると、圧縮効果は撮影位置から被写体までの距離で決まるということです。

圧縮効果の活かし方

換算87mmで撮影。

桜から塔まではおよそ400mくらい離れていますが、まるで塔がすぐそこにあるかのように大きく見えます

桜の中に塔が収まってますが、このような被写体の周りをなにかで囲っている構図を額縁構図といいます。

額縁構図と圧縮効果はかなり相性がいいです。

背景に見せたいものを置き、前景で囲うと、背景を大きくクローズアップして引き立たせることができるからです。

例えばこの場面で35mmで撮ったとしたら、桜を同じ大きさで写すために桜に近づく必要がありますが、近づけば近づくほど圧縮効果は弱まります。

圧縮効果が弱まるということは塔が遠くにあるように見え、35mmなので背景の写る範囲は広くなり、写したくないものが写り込みます。

それによって、なにを伝えたいのかがわからない写真になります。

70mmで撮影

こちらは70mmなので緩めの圧縮効果+額縁構図。

105mmで撮影

やはり額縁構図と相性がいいですね。

まとめ

望遠レンズ=せまく写る。

これに加えて望遠レンズ=背景の被写体が大きく、すぐそこにあるかのように写る

ということを覚えておいてください!

つまり、遠くのものを撮りたいなと思った時以外にも、「近くの前景を前ボケにし、背景を際立たせたいな」といったときにもベストマッチです。

以上参考になりましたら幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。

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