SONY , Panasonic , NIKON , CANON 4社がひしめきあう市場。(細かくいうとシグマもボディを販売している。)
選択肢がたくさんあり迷いますよね。
そこで、人気が高いであろう各社スタンダードモデルを、スペックや使用感を解説し徹底比較していきます。
今回比較するカメラ↓(タップするとメリット・デメリットが見れます。)
すべて使いましたので、ぼくの感想も踏まえて詳しく解説します。
単なる一つのカメラとしてだけではなく、メーカーの特徴もかなり詳しくわかる記事なので、是非最後までご覧ください。
主要スペック比較
a7iii(SONY) | a7iv(SONY) | S5(Panasonic | Z6(ニコン) | Z6ii(ニコン) | R6(Canon) | |
---|---|---|---|---|---|---|
商品画像 | ||||||
価格 (2023年2月) | ¥234,664 | ¥282,499 | ¥183,510 | ¥174,999 | ¥233,212 | ¥264,000 |
発売日 | 2018/3/23 | 2021/12/17 | 2020/9/25 | 2018/11/23 | 2020/11/6 | 2020/8/27 |
マウント | Eマウント | Eマウント | Lマウント | Zマウント | Zマウント | RFマウント |
有効画素数 | 2420万画素 | 2420万画素 | 2420万画素 | 2450万画素 | 2450万画素 | 2010万画素 |
モニター | チルト3.0型 / 約92万ドット | チルト3.0型 / 約104万ドット | バリアングル3.0型/184万ドット | チルト3.2型/210万ドット | チルト3.2型/210万ドット | バリアングル3.0インチ /162マンドット |
ファインダー | 236万ドット | 369万ドット | 約236万ドット | 369万ドット | 369万ドット | 369万ドット |
連写 | 約10コマ/秒のAF/AE追随 | 非圧縮RAWでは 約6コマ/秒のAF/AE追随 | AF-S約7コマ/秒 AF-C約5コマ/秒 | 約5.5コマ/秒 最大約12コマ/秒(拡張) | 約5.5コマ/秒 最大約14コマ/秒(拡張) | メカ約12コマ/秒 電子約20コマ/秒 |
シャッター速度 | 1/8000-30秒 | 1/8000-30秒 | メカ1/8000~60秒 電子先幕:1/2000秒〜60秒 | 1/8000~30秒 | 1/8000~30秒 | メカ/電子先幕: 1/8000-30秒 バルブ、電子: 1/8000-0.5秒 |
フラッシュ 同調速度 | 1/250秒以下 | 1/250秒以下 | 1/250秒以下 | 1/200以下 | 1/200以下 | 1/250秒以下(電子先幕) |
重量 | 565g. 650g(総重量) | 573g. 658g(総重量) | 630g.714g(総重量) | 585g.675g(総重量) | 615g.705g(総重量) | 598g.680g(総重量) |
手振れ補正 | 5.0段 | 5.5段 | 5.0段(Dual I.Sレンズ使用で6.5段) | 5段 | 5段 | 最高8段分 |
防塵防滴 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
AF測距点 | 693点像面位相差, 425点空間認識AF | 759点像面位相差, 425点空間認識AF | コントラストAF225点 | 像面位相差273点 空間認識273点 | 像面位相差273点 空間認識273点 | コントラストAF+ 像面位相差AF最大1053分割 |
動画 | 4k30p(1.2クロップ) FHD120p | 4k60p(1.5クロップ) FHD120p | 4k60p(1.5クロップ) FHD120p | 4k30p FHD120P | 4k60p(1.5倍クロップ) FHD120P | 4K 60p FHD120p |
カードスロット | ダブルスロット 片方UHS-II | ダブルスロット 片方 CFexpress(Type A) もう片方 UHS-ii | ダブルスロット1. UHS-I/II 2.UHS-I | シングルスロット、 XQDカード | ダブルスロット CFexpress(Type B) XQDカード, SD UHS-ii | ダブルスロットUHS-II |
シャッター耐久 | 20万回 | 不明 | 不明 | 20万回 | 恐らく20万回 | 約30万回 |
シグマ、 タムロンの参入 | ◎ | ◎ | ○(シグマのみ) | △ タムロンOEMレンズあり | △ タムロンOEMレンズあり | x |
商品リンク | Amazon 楽天市場 Yahooショッピング | Amazon 楽天市場 Yahooショッピング | Amazon 楽天市場 Yahooショッピング | Amazon 楽天市場 Yahooショッピング | Amazon 楽天市場 Yahooショッピング | Amazon 楽天市場 Yahooショッピング |
今回はS5ii , Z6 ii , R6 iiについては比較しませんが、S5 , Z6 , R6を比較しますのである程度はご参考になるかと思います。
[画質]センサー性能、ISO感度耐性
同じ世代の同じようなセンサーが搭載されているので、ぶっちゃけ画質はあまりかわらないです。
あとはレンズ次第で、Zマウントのレンズが一番光学性能に優れる傾向にあると僕は感じました。
R6だけ独自のセンサーで2010万画素です。
画素数によってどれだけ解像感に違いが出るのかは、↓の記事で紹介しています。
a7iii | a7IV | S5 | Z6 | R6 | |
---|---|---|---|---|---|
Overall Score (RAWによる センサーの総合点) | 96 | 97 | 95 | 95 | 90 |
Color Depth (色の再現域と分離) | 25 | 25.4 | 25.2 | 25.3 | 24.2 |
Dynamic Range (ダイナミックレンジ) | 14.7 | 14.7 | 14.5 | 14.3 | 14.3 |
ow-Light ISO (DxOの基準で許容できる 最高のISO感度) | 3730 | 3379 | 3333 | 3299 | 3394 |
通常画素数が低いカメラほど、解像度以外の性能は高くなりますが、EosR6は画素数が低いにも関わらず色再現が他機種よりも劣っているのが気になります。
a7iiiとZ6とS5のセンサー性能はほぼ同じと考え、a7iiiとR6のISO感度耐性を比較しました。
解像感はa7iiiのほうが優れることがわかりますが、ノイズ感はほぼかわらないですね。
↓はa7iiiとa7IVを比べました。
グリップ
縦も横も長さが足りない。シャッターボタンがある位置が謎に斜めになっているため、縦の長さが確保できなかった。
そんなa7iiiのグリップはLブラケットを付けると改善しますので、Lブラケットを付けることを推奨します。
立体的で、長さも高さも十分。今回紹介する中では一番握りやすいと感じました。
高さは十分確保されていて、立体的です。
ただ、奥行きが少し短いので、指の長い方は窮屈に感じるかもしれません。(自分は大丈夫でした。)
高さが少し低いため、指が太い人は若干小指がはみ出る可能性があります。(僕の指の太さは標準くらいですが、ぎりぎり収まりました)
グリップの上に余分なスペースが多いんですよね。
R6のグリップ
奥行きも高さも確保されているので窮屈に感じる方は少ないと思います。
ただ、グリップに立体性が欠けるので、手にフィットするというよりかは握るといった感覚です。
「とりあえず大きく作ったら文句ないでしょ!」というような手抜き感を感じました。
ぼくはR6よりa7IVのグリップのほうが手に馴染みました。
手ブレ補正
自分が使った体感では↓のように思いました。
R6>>> Z6 = S5 > a7IV ≧ a7iii
S5は手ブレ補正がない20-60mmを使用しました。
手ブレ補正があるレンズを使用すると、Dual I.S.2(望遠まで6.5段補正)が発動するのでR6に迫ると思います。
R6の手ブレ補正は圧倒的で、8段補正可能のRFレンズで200枚以上写真を撮り手ブレをチェックしましたが,24mm手持ち2秒の露光も時には可能。
1/4もあれば十分、3段分までは100%補正可能で、オリンパスのような圧倒的手ブレ補正でした。
これだけでCANON Rシリーズをチョイスする理由としては十分です。
↑の状況は手ブレ補正の強力なCANONボディ&レンズだからISO6400で済んでいます。
これをSONYボディで撮るには安心できるのは1/100、少なくとも1/50は確保したい。そうなると25600~51200まで上がってしまいます。
手ブレ補正は静止物の写真において、もはや欠かせないものですね。
R6ばかり取り上げましたがそれくらい圧倒的でした。R6の手ブレ補正はこちらで、もう少し詳しく取り上げています。
②a7IV + 24-105 F4 G アクティブ手ブレ補正
③S5 + 20-60mm ボディ内+電子補正
④Z6 + 24-200mm ボディ内手ブレ補正
⑤R6 + 24-240mm ボディ内+電子式補正強
この5通りで、手持ちで歩いたのが↓です。
※S5は少し速く歩いていました・・
お忙しい方に結果をまとめると
a7iv > R6 >> Z6 = S5 >>a7iii
このような感じに僕は思いました。
先程と同じくS5は手ブレ補正非搭載レンズで歩きましたので、搭載レンズを使うとR6に迫ると思います。
AF
5つのカメラで様々な状況でAFを比較しました。↓
更に以下の2つのカメラでAF速度を比べました
・R6 + 24-240mm USM(超音波モーター)
・a7iii + 28-200mm (ステッピングモーター)
どちらも設定の「AF速度」は「速い」にしています
動画でピントがシビアなマクロ域では、まだSONYのAFが優勢なのかな、と思いました。
R6では顔認識が働く位置で、a7IVは働きませんでした↓
この状況では、a7IVも顔にフォーカスが来ているので大きな差にならないですが、来ない状況も考えられる。
AF速度
a7IV ≧ a7iii ≧ R6 > Z6 >> S5
静止画ならR6が逆転する可能性も
AF認識機能や精度
R6 >> S5 ≧ a7IV > a7iii >>>>Z6
AF総合
R6 ≧ a7 IV > a7iii >>S5 ≧ Z6
a7iii
・鳥瞳AFや動画での人物瞳AFなどが搭載されていない
・素のAF性能がいいため、被写体自体はしっかり認識し、速度も十分速い。
S5のほうが被写体認識機能は優れていますが、実際の使用感では速度などでa7iiiがS5を打ち負かす状況が多くなる。
a7 IV
・a1で搭載されているAFアルゴリズムが搭載され、a7iiiから更にAFが進化
・動画の追従AFが体感でもa7iiiより進化している
・a7iiiではマスクをしていると瞳は検出しませんでしたが、同じ状況でa7IVなら検出可能
・R6と比べると、より被写体に近づかないと、動物瞳も人物瞳も機能しない
・動物、人物共に頭部認識には対応していない
S5
・この中で唯一コントラストAFを搭載
・シームレスに人物、動物を認識し使い勝手が良い。
・動物瞳AFには対応していない。
・人物の頭部AFや人体認識にも対応
・絶対的なAF速度は像面位相差AFを搭載する他社には及ばない。
・コントラストAF独特のピントが行き来する現象が時折発生。
Z6
・ライバル機と比べるとAF認識機能、精度共に厳しい
a7iiiの場合、被写体認識機能はZ6と変わらないですが、認識しなくてもしっかりとあってほしいところにピントが合います。
Z6はそれが厳しく、基本AF性能が明らかに劣ります。
僕はZ6を持って動物園に行きましたが、ほぼMFで撮影しました。
R6
・a7IVと比較すると、より離れた被写体の瞳を検出
・動物や人物が後ろを向いたら頭を検出
・この中で唯一、乗り物検出にも対応
総合的にはこの中で最も優れるAFだと思いました。
しかもa7IVのように動物と人物の瞳の切り替えをすることなく、人物瞳も動物瞳も認識します。
R6レベルのAFを初めて体感したら感動すると思います。
ただ、このAFでさえも↓のような手前に枝があったりすれば被写体認識は働きませんでした。
これはまぁ、仕方がないでしょう。今後に期待です。
センサーの中に被写体との距離を検出する別途センサーが埋め込まれている。
◎メリット
ピントあわせが速いので動きものにも強い。
xデメリット
光を感知する限られたセンサーのスペースの 一部がAFセンサーにも使われていることによって、画質の劣化が起こる可能性がある。 また、精度がコントラストAFに比べて低いと言われている。
□コントラストAF
レンズのフォーカスを前後に動かして、コントラストが激しい部分がピントが合っている部分とする方式。
◎メリット
精度が高い。 (ピントの位置が間違っていることが比較的少ない
xデメリット
ピントが前後に動く時間がかかるので、比較的AFスピードが遅い。
これが動画撮影のウォブリングにつながります。
カードスロット
Z6だけシングルスロットかつ、XQDカードというメモリーカードのみ対応でしたがZ6iiになりダブルスロットになり、CFexpress(Type B)に対応している。
SD (UHS-i) | SD (UHS-ii) | XQD カード | CFexpress (Type B) | CFexpress (Type A) | |
---|---|---|---|---|---|
128GB価格 (執筆時点) | ¥1880 | ¥12970 | ¥14800 | ¥19601 | ¥37800 |
読み込み速度 | 100MB/秒 | 300MB/秒 | 440MB/秒 | 1700MB/秒 | 800MB/秒 |
書き込み速度 | 100MB/秒 | 260MB/秒 | 400MB/秒 | 1500MB/秒 | 700MB/秒 |
商品リンク | Amazonで見る | Amazonで見る | Amazonで見る | Amazonで見る | Amazonで見る |
※価格は全て2021/11/14時点での価格です。
※Type Aだけ160GBの価格です。128GBがない。
iiはiよりおよそ3倍の速度で読み書きができますので、
連写やパソコンなどで読み込むときに有利です。
CFexpress(Type B)はUHS-iiの5倍以上の書き込み速度です。
R6はダブルスロットともにUHS-ii対応になりますが、価格を考えるとCFexpress(Type B)に対応してほしかったですね。
2000万画素なので、そこまで問題にはならないですが。
連写、シャッター音
a7iii
過不足ない性能です。
a7IV
画素数が多いので仕方ないかもしれませんが、非圧縮RAWとロスレス圧縮RAW時に6コマ/秒まで落ち込みます。
S5
AF追従では5コマ/秒で、このクラスのカメラの連写速度としては少し低水準のスペックです。
大抵の場合動き物を連写で追うことが多いと思いますのでAF追従で連写することになります。
Z6
かなり速いですね。
さきほどの動画ではZ6は連写モードを拡張モードにして撮影しましたが、拡張モードではフリッカーレス撮影とストロボが使えなくなります。特に体育館など室内で連写する方は注意が必要です。
それさえクリアできれば優秀な連写性能ですね。
R6
画素数が低いこともあり、この中では一番高速の連写速度です
NIKONとCANONは連写にはかなり力を入れていますね。
モニター
明るさは、S5 > Z6 = R6 ≧ a7iii = a7IV に感じます。
a7iii
・チルトモニター
・ドット数が低く、精細感が少ない。
・かなり白飛び黒つぶれしやすいモニターで、撮った写真を見てテンションがあがりにくい。
・偏光サングラス越しにモニターを見るとかなり見にくくなる。(様々なカメラを使ってきましたが、a7iiiだけ)
・色表現力も全然なく感じる
a7 IV
・バリアングルモニター
・ドット数はa7IVよりわずかに向上
・明らかにa7iiiより見やすくなったが、体感ではS5やZ6のモニターには及ばない。
S5
・バリアングルモニター
・この中で一番明るいモニターなので屋外での撮影で見やすい。
・184万ドットで高精細なモニター
Z6
・チルトモニター
・210万ドットの高解像度モニターは体感でも明らかに精細に見える
・この中で唯一3.2インチなのでより鮮明に写真のチェックが可能
R6
・バリアングルモニター
・162万ドットで過不足ないモニターです。
あとは、バリアングルモニターかチルトモニターで使用感は全然違いますので、↓を確認しておきましょう。
バリアングルモニター メリット ・動画での自撮りに便利 ・ローアングル、ハイアングルの縦構図が撮りやすい。 デメリット ・出し入れの手間、ボディ剛性の低下 ・光軸のズレ チルト式モニター メリット ・カメラを出してすぐに撮影できる。 ・横構図の水平が撮りやすい。 デメリット ・自撮りで自分を見ることが不可能。 (外部モニターかシューにとりつけるミラーに頼るしかない) ・ローアングル、ハイアングルの縦構図が撮りにくい。
操作性
個人的にはS5 >> a7 IV >> a7iii ≧ Z6 >>>> R6 でした。
操作性はカタログスペックに反映されないので競争が働かないためか、メーカーの考えが如実に表れる。(かなり差が出ます)
タッチパネルの操作性はa7iiiが際立って悪く、残りの4機はスマホのようにほぼすべての画面で操作可能です。
どのカメラを使ってもある程度は慣れでカバーできるでしょう。
ただ、慣れでカバーできない状況が発生しますので、操作性がいいのかはしっかり確認したいところです。
まずはカスタマイズ性が一目瞭然の表をご覧ください↓
a7iii | a7IV | S5 | Z6 | R6 | |
---|---|---|---|---|---|
カスタム可能ボタン数 | 11個 | 12個 | 16個 (※1) | 8個 | 8個 |
カスタムボタンに 割当可能項目数 | 86項目 (※2) | 100項目 (※2) | 93項目 | 39項目 (※3) | 50項目 (※4) |
クイックメニューに 割当可能項目数 | 52項目 | 55項目 | 66項目 | 31項目 | 10項目固定 カスタム不可 |
※2 AELボタンの場合
※3 AF-ONボタンの場合
※4 AF-ONボタンの場合
ボタンによって若干設定できる項目が異なりますが、いずれにしてもNIKONとCANONはカスタマイズ性に妥協がみられることがわかります。
↓に各カメラの操作性をまとめましたので気になるカメラをタップしてご覧ください。
自分がよく使う機能へのアクセスが大変なカメラは使いにくい印象になります。
人によってよく使う機能が変わると思いますので意見が変わると思います。
FNボタン カスタム項目
・a7iii 公式 (※登録できる項目に関しての記載はなし)
・a7IV 公式
・S5 公式取説280ページ
・Z6 公式
・R6 公式
ISO低速限界がないカメラや、アクセスが悪いカメラは僕にとって手間が増えるカメラになります。
ぜひ一つの意見として参考にして頂けるとうれしいです。
質感、端子類を比較
この中でR6は唯一外装がオールプラスチックなので気になる方は気になると思います。
堅牢性は、a7iiiが一番低いと感じました。
・端子カバーがペラペラ
・謎のエラー
a7iiiでエラーが起きたメモリーカードを別のカメラに差し替えると全く問題なく認識されます。
カードスロットが故障しているのでは?
以前所有していたa7Riiiでも全く同じ症状がでましたので、iii世代特有の持病なのかな、と僕は思いました。
使っていて、堅牢性に不安を感じる場面がちょくちょくあります。
a7IVでは、S5のようなヒンジ式の端子カバーに変更され、明らかに頑丈になってます。
今の所、謎のエラーも発生したことがないです。
動画スペックの比較
動画はa7IV = R6 > S5 > a7iii > Z6 という印象です。
a7iii
4k30pでさえ1.2倍クロップが発生する。
そして4:2:210bitが撮れません。
a7IV
手ブレ補正に優れ、4k60P 4:2:2 10bitが撮影できますが、1.5倍クロップ。
熱も発生しやすい。
S5
4K60pが撮れるが、1.5倍クロップで4:2:0 ,10bit
4k30Pであれば4:2:2,10bitが撮影可能です。
R6
4k60pがクロップ無しで撮れるが、長時間回すと熱停止する。
あとa7IVのアクティブ手ブレ補正に比べると若干周辺が歪みやすい。
a7 IVはAll-Iによる最大600mbps記録が可能ですが、R6はLong GOP(230mbps)です。
ALL-Iで撮影したい方はa7IVしかありません。
動画性能を重視される方は↓の記事が参考になると思います。
シグマ、タムロンの参入の有無
これは個人的には重要です。
Lマウント(S5) はシグマのレンズが使える。
Zマウント(Z6)はタムロンのOEM?レンズが使える。
※NIKONブランドで発売されているが、タムロン製だと思われる。
純正レンズよりお安く高性能レンズが使えることは多大なメリットになります。
ただ、以下のデメリットもあります。
- AF性能は純正レンズよりも劣る
- 連写が遅くなる
例えばSONYのa1は30コマ/秒の連写は純正レンズのみで、サードパーティ製レンズを使うと15コマまで制限される。 - AF-Sが遅い
詳しくはこちらで比較しています
SONY機では、アクティブ手ブレ補正の効きが悪い
これらを踏まえても高い光学性能を有したレンズが純正の約半額で買えるのはバーゲンプライスだと思います。
{結論}どれを買うべきか?メリット・デメリットまとめ
ここまで5つのカメラを比較してきました。
↓をタップするとメリット・デメリットの再確認ができます
動き物を撮る場合(飛行機、電車、車、バイク、人、動物など)
安く済ませたい方は a7iii がおすすめ
a7iiiは前の機種にもかかわらず、未だに比べられる土俵にいること自体が圧倒的凄みです。
ただ、a7IVとの価格差が10万くらいあるならa7iiiは買いですが、5万程度なら必死に働いてa7IVを買ったほうが後悔が少ないと思います。
コスパに優れるフルサイズがほしいなら、SONY一択。次点でPanasonicがおすすめです。
性能がよければ高くてもいい方は. R6 or a7 IV がおすすめ
- トリミング耐性
- JPG撮って出しの色(個人的に)
- レンズが多い
- 操作性
- より遠くの小さな被写体を認識
- 後ろ向きでも頭部AF
- 乗り物AFに対応
- 圧倒的な静止画手ブレ補正
- 連写性能
鳥はトリミングすることが多いと思いますので、画素数はもう少し欲しいように思いました。
R6はレンズを含めるとかなりの予算が必要になりますので注意が必要です。(タムロンシグマのレンズが使えない。)
そういう意味ではa7IVのほうがいいですが、R6はa7IVよりAFの使い勝手がいいと思いましたので、一長一短ですね。
R5ならば約4500万画素でトリミング耐性があるので予算が多い方はR5がおすすめです。
静止物しか撮らない場合(風景、夜景、物撮りなど)
静止物しか撮らない場合はどれでもいいです。
静止物の場合は中古のa7Riiiもだいぶ安くなり、18万円ほどで買えますのでおすすめです。
a7iii
サードパーティレンズでいいならかなり安く済むためトータルで他社よりかなり安いです。
a7IV
3300万画素なので高精細な写真撮影が可能。
Z6
ボディはお買い得なのですが、R6とおなじく純正レンズを使うことになり、選択肢が少ない上に高価です。
光学性能に優れるZレンズを使えるので、隅々までの画質にとことんこだわる方におすすめです。
EマウントとZマウントの同じような高倍率ズームレンズを比較したときの画質は、Zマウントのレンズが圧勝しました。(詳しくはこちら)
S5
画質自体は優秀で、シグマが使えるのでおすすめなのですが、タムロンは使えないことと、コントラストAFに注意が必要です。(静止物の撮影なら問題なし。)
三脚を使えばハイレゾショットで9600万画素の写真が撮れる。
そして、操作性を重視する方はS5がおすすめです。
R6
静止画では文句なしの手ブレ補正を誇っています。
薄暗い風景や夜景、物撮りでは安心して撮影できます。
R6の基本性能はこの中でナンバーワンと思いましたので、
・操作性にこだわりがない
・価格が高くても良い
・拡大、クロップしない(画素数がライバル機より低いので)
以上の方は、R6を選択すべきです。
撮る物が決まっていない場合
安く済ませたいならa7iii
高くてもいいならR6 or a7 IV
この3機種は基本的になんでも撮れますので、
買ってから、「動きものも撮りたい!」と思ったときにも問題なく撮れます。
とはいえ、パナソニックの操作性はかなりいいですし、ニコンは純正レンズがものすごい光学性能を誇っています。
このような各社の特徴も考慮してカメラ選びをしましょう!
その他フルサイズエントリー向けカメラを軽く紹介
エントリー向けではあるものの、しっかりとフルサイズセンサーを搭載しており侮れないカメラたちです。
SONY a7c
センサーがa7iiiと同じなので画質もほぼ同じ性能を誇っている。
a7iiiより悪い点
・ファインダーが小さく見づらい。
・最速シャッター速度が1/4000に制限される(a7iiiは1/8000)
・ストロボ同調速度が1/160に制限される(a7iiiは1/250)
a7iiiより良い点
・AF追従性能が改良され、リアルタイムトラッキングや、動画時の瞳AFに対応。
・バリアングルモニター搭載
・かなりコンパクトで軽量
a7ユーザーは動画も撮られる方が多いので、これらが魅力的に感じるかたも多いでしょう。
最大の違いであるサイズは、確かにa7cの方が小さいですが、フルサイズカメラはレンズが大きいので、大きいレンズを付けた時にバランスが悪くなります。
どちらかというと軽量レンズをつける予定の方におすすめです。
NIKON Z5
Z6の廉価版です。
Z6との違い
・液晶モニタが104万ドット(Z6は210万)
・ISO3200を超える高感度でZ6よりもノイズが目立つ
・連写速度が最速4.5コマ/秒
・4K撮影時1.7倍クロップされる。(画角が狭くなる)
CANON EOSR
EOS RはCANONが初めてだしたフルサイズミラーレスカメラで、試行錯誤していた段階に出した機種です。
手ぶれ補正がない上に、AF性能やセンサー性能も最新の物より劣ります。
CANON EOS RP
こちらはEOS Rの後に発売された小型軽量廉価版です。
RPがRより劣る点
・画素数が少ない
・電源オンオフで自動シャッター幕開閉
・連写速度
少しでもサイズを小さくしたい方、価格が安いほうがいい方はいい選択だと思います。
以上のように各社、スペックには表れない特徴がありますが、基本的には撮る被写体でカメラを選ぶのが一番後悔が少ないと思います。
少しでもカメラ選びの参考になれば幸いです。
カメラレビュー記事一覧 | カメラ比較記事一覧 |
---|---|
E-M5 mark iii | X-S10 とa6400 |
PEN E-P7 | a7iiiとa7Riii |
OM-5 | E-M1 mark iiとa7 Riii |
a7iii a7IV S5 Z6 R6 |
カメラやレンズは高価なのでレンタルもおすすめ。
カメラ機材は高価なので購入するハードルが高い・・
- 購入前に実際に使ってから検討したい
- お子様の行事や旅行など、イベントで一時的に使用したい
- 人気の機材をお試しで使用してみたい
- サブスクで色々なカメラを使いたい
そんな方はカメラレンタルサービスを利用するのがおすすめです。
個人的にはカメラレンタルのサブスク「GooPass」がおすすめです。
例えば今回紹介したa7iiiはレンズキットでもLv4パス:月額 税込21,080円で1ヶ月借りることが可能(その間、別の機材に取替放題。)
1週間であれば、なんとLv2パス:月額 税込11,980円で借りられます。(残りの3週間はRank1~2の機材を自由に取り替え放題)
※別で往復配送料が1650円かかります。
GooPassについて詳しく知りたい方はこちら↓
{GOOPASS}料金と注意点。登録〜審査 、レンタル 〜返却 流れ
もう少し競合他社のサービスと比較して検討したい方はこちら↓
カメラレンタルサービス4社を徹底比較!選び方を解説
写真撮影用のミラーレスカメラ選びでお困りの方へ
コスパが高いフルサイズミラーレスカメラが欲しい方へ!SONY Eマウントで幸せにならん?
フルサイズミラーレスカメラ各社5機を使用した上で徹底比較。おすすめはこれ
コメント