ミラーレスカメラで高画質で動画を撮るためのスペック{動画を始めたい方へ}

みなさんこんにちは。
写真と動画では見ないといけないスペックがかなり違います。

そこで、動画性能が高いカメラが欲しいけど、スペックのどこを意識してみたら良いの?という悩みを解決します。

※今回は動画に重点を置いた記事になります。
カメラの基本スペックや写真撮影でのスペックの見方については↓で解説しています。

{重要}一眼レフ、ミラーレスカメラのスペックの見方。着眼点はここ。
みなさんこんにちは渋たかです。 カメラを買うにあたりスペックや機能を把握するために仕様を見たりすると思いますが、様々な機能や名称があり、中々初心者の方にはわかりにくいと思いますので重要な点を解説していこうと思います。 ...
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動画スペック

もしあなたが本格的に映像を始めたいといった場合、
4k 60p 10bit 4:2:2 ← このような表記を理解する必要がある。

・4K → 解像度
・60p → フレームレート
・10bit → bit深度
・4:2:2 → カラーサンプリング

その他に↓も重要になります。
・LOG撮影 → 白飛びや黒つぶれを抑えた、ダイナミックレンジが広い撮影方法
・外部レコーダー → 露出やピント位置の確認、外部記録に役立つ。

順に見ていきます。

解像度

動画の解像度のこと。

サイズが大きいほど高画質高精細になります。

8K→ 7680 x 4320 = 約3317万画素
5.9K→ 5888 x 3312 = 約1950万画素
4K→ 3840 x 2160 = 約829万画素
フルHD → 1920 x 1080 = 約207万画素

フレームレート

1秒間に何枚のコマで動画が構成されているか。

(P)や(FPS)といった記号が使われる。

1秒間に30枚のコマがある映像なら30P(FPS)と表記される。

基本的には24p,30p,60pが多く使われます。

24p
特徴→動いているものがブレやすい。
用途→映画。シネマティック風の作品撮りをしたい場合。

30p

特徴→24pよりもブレが少ないので見やすい。基本的なフレームレート。
用途→TV放送で用いられる。人間の目で見るような自然な見え方

60P
特徴→動きに対してブレの少ない滑らかな映像が撮れる。
用途→スポーツシーンなど速い動きのものを滑らかに記録したいとき。スローモーションにすることも可能です。

これ以上の例えば120pは,「後にスローモーションにしたい!」といったときに使用するといいでしょう。
120pを1/5スローモーションにしても24pなので滑らかなスローモーション映像が表現可能に。

bit深度

映像の中に何通りの色を記録できるかのこと。

 8bit10bitRAW(12bit)
R x G x B256 x 256 x 2561024 x 1024 x 10244096 x 4096 4096
色情報約1678万色約10億7374万色約687億1948色

例えば10bitであれば、2の10乗 = 1024

R(赤系)G(緑系)B(青系)にそれぞれ1024色記録できますので、合計で1024 x 1024 x 1024の約10億7374万通りの色が記録することができます。

写真では12bitRAWや14bitRAWが当たり前の世界ですが、動画では何コマも静止画が集まって動画になっていますので、4Kにもなると熱なども含めかなりの処理能力が必要になる。
故に動画を10bitで撮れるだけでかなりハイスペックなカメラです。

ちなみに鑑賞するデバイスはほとんどが8bitです。

もし記録した映像を編集しないでそのまま鑑賞する場合は、8bitと10bitの差を見つけることはできません。

編集でハイライト・シャドウを弄ったり、色を弄ったりしたときに、色のグラーデーションの破綻を減らすのに10bitが望ましいといった感じです。

カラーサンプリング

Panasonic HP参照

色の圧縮率のことです。

動画データは写真に比べてデータ量が膨大です。
特に4K 10bitなど。

圧縮しないと本体の熱発生の原因の発生にもなりますからなんとかデータ量を圧縮したいところ。

実は人間の目は明るさの変化には敏感ですが、色彩の変化には鈍感という性質があります。

そこで色の情報の中でも輝度はそのままで色彩の情報を減らし違和感を感じさせずにデータを圧縮しようということです。

カラーサンプリングは4:2:2のような表記がされています。

一番←の数字は輝度を表しているので4のまま固定されています。
これを圧縮してしまうと違和感が発生しやすいからだ。
真ん中と右の数字は色情報。

大きく分類して↓の3通りがあります。

・4:4:4→ロスレス。無圧縮の状態。

・4:2:2→データ量を抑えつつ、編集にある程度耐えうるちょうどいい圧縮率。X-T4,G9,a7Siiiなどのカメラが対応。

・4:2:0→データを一番圧縮する方式。エントリーモデルのカメラはほとんどこれ。

4:2:2は4:2:0に比べて色の解像感が増しますのでクロマキー合成をしたときに違和感がでにくい。

通常であれば4:2:0でも差には気づきにくい。

8bitと10bitの差のほうが大きいように思います。

マイク端子の有無

a7Riiiの端子類[/caption]

外付けのマイクを付けるための端子。
カメラには初めから内蔵マイクが用意されているが最低限の集音性能しかなく、外付けマイクをつけるだけで動画撮影においての音質がかなり改善される。

もしマイク端子がない場合は、外付けマイクで別撮りした音声を後々動画編集ソフトで合わせる必要がありますので手間が増えます。

エントリーモデルのカメラにはマイク端子がないといったカメラもありますので注意が必要です。

LOG撮影ができるか

LOG撮影とは
情報量が多い中間色を間引きハイライトやシャドウの情報量を多めにして撮影する機能のこと。

その恩恵で白飛びや黒つぶれが少なくなる。

通常の撮影では最低感度がISO100や200から撮れるが、LOG撮影では640や800からになってしまうのがデメリット。(カメラメーカーによって異なる)

そのままではコントラストが低く、彩度が低い映像となるため、あとから編集する必要があります。

LOG撮影は各社で呼び方が違っています。

Sony → S-Log
Canon → C-Log
Fujifilm → F-Log
Panasonic → V-Log

どのようなダイナミックレンジになっているかもメーカーによって少し異なります。

LOG撮影は後に編集することが前提となるため、8bitよりか10bitで撮影することが望ましいです。

動画用語

クロップ

クロップはネガティブなことだと思ってください。

例えばa7ivの場合は4K30Pはクロップされませんが、4K60Pは1.5倍クロップされます。

1.5倍クロップというとAPS-Cクロップと同じですね。


1.5倍クロップされても、1画素当たりの大きさは変わりませんので、ダイナミックレンジはそのままです。
4Kはどのみち約829万画素なんで2000万画素以上あるカメラであれば、1.5倍クロップされようが解像感にも影響は出ません。

ではなにがクロップのデメリットなのか。
それは、画角が狭くなり、ボケ量が減ることです。

画角が1.5倍になり、ボケ量はフルサイズ比で0.66倍になる。
つまりフルサイズカメラを使っていてもAPS-Cカメラと同じになるということです。

大体の画角は、より広角のレンズを使えば対処可能だと思いますが、超広角レンズの表現はそれ以上広角のレンズがないため、どうあがいてもできなくなりますね。

ボケ量減る点に関してみなさんが勘違いされがちなこと
少し誤解される方もいらっしゃるかもしれませんが、厳密に言うと減りません。例えば焦点距離20mmのレンズで撮影したとすると、フルサイズなら20mmの画角、APS-C(クロップ)なら30mmの画角になります。
実はこのときのボケ量は同じなのです。
フルサイズがボケやすいというのは画角を揃えた時です。
つまり、フルサイズで30mmの画角、APS-Cで30mmの画角と画角を揃えたときにボケ量の違いが出ます。それを踏まえたとしても同じ画角で見たときに、より大きなボケを得れるフルサイズの特権は覆すことはできません。

より望遠にするために意図してAPS-Cクロップというのを使う時はありますが、強制的にAPS-Cクロップされるのはいいことではありません。

オーバーサンプリング

例えば8Kオーバーサンプリングの4K=8K(3317万画素)からリサイズされてできた4K(829万画素)ということです。

イメージでいうと、

①200km/hまで出せる車で100km/h出す
②100km/hまでしか出せない車100km/sで出す

同じ100km/hでも①のほうが余裕があり上質だと思います。

それと同じで、8Kを参考にされてできた4Kは、普通の4Kよりも描写に余裕があり解像感が優れています。

EOSR5の4K30P(8Kオーバーサンプリング)はa7Siiiの4K30Pよりも高画質なようです。(参考youtube動画

a7siiiやGH5Sなどの画素数が少ないカメラはダイナミックレンジを優先しすぎた結果、8K撮影やオーバーサンプリングといったことができないのはこれから先デメリットかもしれませんね。

※必ずしもオーバーサンプリングが高画質というわけではなく、処理技術によってカメラごとに解像感に差異があるようです。ドットバイドット(そのまま読み出し)の方が高画質といったこともありえますので参考程度にとどめましょう。

内部収録と外部収録

内部収録はカメラに差し込んでいるメモリーカードに記録すること。

外部収録は後述する外部レコーダーなどに記録すること。

もちろん内部収録のほうが楽で望ましいのだが、内部収録はカメラ本体の熱の発生原因になります。
したがって、外部収録でしか撮れない設定モードがある。

必要に応じて外部レコーダーも検討しよう

本格的に映像制作をしたいのであれば外部レコーダー(モニター)があると便利です。
HDMIでカメラと外部レコーダーをつなぎます。

ピント位置や、露出や、色などの確認で高精細な外部モニターが非常に役に立ちます。

あと、通常は動画をカメラ内メモリーカードに収録すると思いますが、外部のレコーダーに収録することによって撮れる幅が広がることが結構あります。

Panasonic G9の場合
4K 60P 8bit 4:2:0は内部収録なら撮影することができますが
4K 60P 10bit 4:2:2は外部収録でしか撮影することができません。

Fujifilm X-T3やX-T4は
4K 60P 10bit 4:2:0は内部収録可能ですが
4k 60P 10bit 4:2:2は外部収録でしか撮影することができません。

外部出力であればRAWが撮影できるようになるといったカメラもあります。

外部レコーダーはNINJA Vが人気ですね。

外部モニターのデメリットとしては、外部モニター自体が割と高価なことと、撮影開始までの手間、重量が増えるということです。
全ての方に必要というわけではありません。

まとめ

ここまでお読みいただきありがとうございました。
もし具体的に動画用ミラーレスカメラをお探しの方は↓の記事で紹介しておりますのでご参考ください。

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カメラは高価なのでレンタルサービスを利用して使ってみたりすることをおすすめします。

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