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写真を撮るにあたり「光」は機材よりも重要。光の種類、光を読む方法を解説

みなさんこんにちは。

写真を撮るにあたり、カメラやレンズももちろん大事ですが、はもっと重要です。

今回はこの4点を解説します。

・何故光が重要なのか。
・光の向きによる違い
・柔らかい光と硬い光
・光の読み方

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なぜ光が重要なのか

写真は機材がなければ撮れませんし、光がなければ撮れません。

そういった観点では光も機材と同じくらい重要です。
機材をグレードアップするより先に「光」を意識して工夫した方が写真のレベルが上がります。

なかなかお金をカメラに使えない家庭持ちの方でも、光を工夫するのは無料。ストロボを買うにしても1万円あればOKです。

レンズとなると物にもよりますが、5万円以上が当たり前の世界ですよね?

したがって、光を意識するほうがコスパが高いです。

真っ暗闇ではなにも映らない。


この蝋燭の火が消えたと仮定すると何が写るでしょうか。

はい、なにも写りません。

例えば人間の目で何故物体ををみることができるのか。それは物体に光があたりその光が反射しているからです。

それはカメラでも同じで、センサーに光が届き、その光の情報がデジタル信号に変わるわけです。

成功写真も失敗写真も光が作り出す雰囲気によってかなり左右される。

パッと見ていい写真、悪い写真あると思います。
例えばボケ感や、構図など写真の中で重要な要素を複数ありますが、光は最も重要だと僕は考えます。

←スライドできます→
同じ場所で同じ構図で同じF値で撮影。光があるかどうかで全然違いますよね。


これは雲が焼けた日にバイクにストロボ光を当て撮影しました。もし、空が焼けていなければこのようにはならないです。空が赤いだけでかなりエモいと思います。


空が焼けていてもバイクに光を当てなければ少しパッとしない写真になると思います。
あえて黒くつぶしてシルエットとして写すのも全然ありなんですが、バリュエーションを増やすという点でもストロボを持っていた方がいいと思います。

光の向きによる違い。

光の向きや、当たり方によっても写真の印象はかなり変わります。

半順光

順光

半逆光

逆光はみなさん知っていると思います。
そのほかにも、サイド光、順光などがあります。


順光

基本ですね。

モデルは僕ですみませんw

順光は被写体からみて正面から光が来ている状態ですね。

デメリット
①被写体に影が出ないので立体感が出にくい。
②この写真のように人物撮影の場合、眩しそうな顔になる。
③ドラマチックな写真になりにくい。

④面白みがない

メリット
①失敗写真になりづらい。
コンスタントに80点の光で写真が撮れるイメージです。
②色がムラなく均等にでる。
実際の見たままに近いイメージで撮影できます。
③明暗差がでない。
写真の大部分に光が当たっているため
写真の一部分が明るく、一部分が暗いといったことが起きにくい。

 

メリットがかなり大きいですよね。
僕は初心者の頃、順光でしか撮っていませんでした。

RAW現像もしてなかったので、明暗差が少ない状況で撮れる順光は初心者にとってかなりメリットに感じます。

カメラによっての差もほとんどでないです。むしろ一眼レフで撮った写真をスマホで撮った同じ写真と比べても、拡大しなければボケくらいしか見分けがつかない場合もあるでしょう。

またプロの方でも被写体の全部分を均等にしっかり写したい商品撮影など、順光はいつまでも使うことがある光になりますので、基本中の基本の光ですね!

僕は例えば複数人を撮るときは光の差を無くしたいので順光で撮ります。

斜光

漢字の通り斜めに指す光のこと。

反順光と反逆光の2種類あります。

半順光

半順光

斜め順光と思っていただけたらOKです。

デメリットはあまり思いつきませんね。
強いていうならば、全体に光を当てたい時には向きませんね。

メリット
①順光の素直な描写に立体感がプラスされる。
②サイド光ほどシャドウが多くないので柔らかく仕上げることも可能。

 

反逆光


これは逆光に近いですが、少し斜めに光が入ることで、被写体に少し光が当たってアクセントになっていると思います。


これはサイド光に近い反逆光ですね。
山の斜面が伸びている方向から自然光が入っていて、個人的には好きな雰囲気です。

デメリット
①難しい。
結構難しい光で、一歩間違えれば失敗写真になりやすいです。
メリット
①一部分だけ光が当たることでアクセントになる。
②個性的な写真になる。
個人的な印象ですが反逆光を意識撮ってる人は少ないと思います。

 

サイド光

横から来る光ですね。

被写体の半分に光があたり、半分は影に包まれるイメージです。
少しミステリアスな雰囲気もでますね。

デメリット
どちらかというと硬く暗い感じに仕上がる。
もし柔らかく明るく仕上げたい場合は、レフ板という反射板か、ストロボを使って影を和らげる必要がある。
メリット
①メリハリが付いた写真になる。暗いところと明るいところがありコントラストがつきやすい。
②影がでるので立体感が出る。
③かっこいい感じに仕上がる。メンズのポートレートは合いますね。

 

逆光

逆光は順光よりも認知度が高い言葉ですね。

逆光は良くないイメージがありますが、実はマスターすればかなりステップアップできます。
僕はずっと逆光が大嫌いでしたが、特徴を掴めばかなりドラマチックな写真になります。

日が暮れた後のまだ明るさが残った逆光自然光&順光ストロボ光

逆光自然光&順光ストロボ光は僕の常套手段です。

逆光自然光&順光ストロボ光

太陽をフレームに入れるだけでかっこいいんですよね。

花は薄く逆光でも透けるので明暗差になりにくい。

コスモスは透過花

花は他の被写体に比べると光が透過しやすく、明暗差になりにくいので、逆光のメリットだけを取っていけます。積極的に逆光にしましょう。

逆光ストロボ光&順光ストロボ光

ストロボ光で逆光を作る時もあります。
逆光だと被写体が背後から照らされることによってエッジが引き立つんですよね。


僕はあまりポートレートは撮らないのですが、ポートレートの場合はメインが人のため、最悪空が白飛びしても大丈夫です。
空が飛ぶぐらい明るさを上げるとメインの人が引き立つこともあります。
それでかなり柔らかくてエモい写真が撮れますね。

光は太陽のみ。

空を多少白く飛ばしたとしても、明るく仕上げることで、ストロボなしでも表現が可能ですね。

風景(ハーフNDフィルター使用)

風景の場合、逆光は明暗差がかなり激しい状況になります。
そしてストロボを使ったところで、全体に光が届くわけがありません。
したがって、カメラのセンサーサイズが大きい方が有利ですね。
あとからシャドウを上げることをしやすいので。

僕はハーフNDフィルターというものを使っているのですが。これはレンズの一部分だけサングラスかけるといった状態です。

つまり空部分だけ光量を落とすことができます。

KANIのハーフNDフィルターの種類や特徴、おすすめを紹介
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もし何も使わない場合は暗い写真と明るい写真を撮って合成するか、合成が嫌な場合は空が白く飛ばないように暗めに撮って、あとから編集でシャドウをあげるしかないですね。

デメリット
①明暗差がかなり激しい。
センサーサイズが小さいカメラだと厳しい状況になる場合も。
しかし、あえて空を白く飛ばしたり、ストロボ使ったりすれば解決します。風景の場合は工夫が必要。

②失敗写真になる場合がある。
暗所での逆光などはストロボを使って手前からも光を当てないとかなり厳しいです。
メリット
①ドラマチックな写真が撮れる。
②かっこいい写真が撮れる
③柔らかい写真が撮れる

④エッジが引き立つ。

※注意点
デメリットにも書きましたが、光源の光量が少ない場合は、逆光でとってもパッとしない写真になりやすい。例えば室内灯での逆光で被写体に光が来ていないと↓のようになり、少し冴えない印象だ。

被写体に光が当たらないとパッとしない。

光の硬さについて。『超重要』

光が硬いとか柔らかいとか聞いたことあるかもしれません。

これはどういう基準で判断するのかといいますと、一番わかりやすいのは影の濃さです。

影が濃いと硬い光です。
影が薄いと柔らかい光です。

何故影の濃さで硬さが変わるかと言いますと、物体に光が阻害されたところが影になりますよね。

拡散された柔らかい光だと被写体の後ろまで光が届きやすいので影が薄くなるのです。

想像したらわかることですが、被写体より光源の方が大きい方が影に光が回りやすいですよね。

したがって、被写体より光源の方が大きければ大きいほど柔らかい光になります。

そして、光源が近ければ近いほど柔らかいに光になる。
まとめます。

 柔らかい光硬い光
光源の距離近い遠い
光源の光量少ない多い
影の濃さ薄い濃い
光源の大きさ大きい小さい
天気曇り、雨晴れ

では実際に柔らかい光と硬い光をみていきます。

硬い光

先程の表で天気が晴れだと光が硬いとありました。

影が濃い

影が濃い

何故晴れだと光が硬くなるのか。「太陽は大きい光源じゃないか!」と思うかもしれません。

だがしかし、太陽は何万キロも離れてますよね?我々から見るとかなり小さいです。

つまり光源の大きさとは、相対的にみた時の大きさです。
つまり被写体と比較したときにどれほどの大きさか。

この写真は光源が街頭なので、かなり小さい光源です。
光の硬さを更に強調するため、モロクロに近い状態にしています。

柔らかい光

曇りや雨は光が柔らかくなります。

何故なら雲が光を大拡散させ、地上に満遍なく光が届くからです。
人間の目からみても雲は圧倒的に大きい。

被写体から見て左斜めから半順光でストロボを光らせています。

このときストロボにはアンブレラを装着しています。
光を拡散させる傘ですね。影が薄く柔らかい光になっています。

光の読み方

どのような方向からどのような光が来ているのか。

これらの判断基準は、影の方向影の長さ影の濃さです。

影がある反対側の方向には必ず光があります。

↑の写真は影が長く影が濃い。斜め手前に影があることで、斜め奥から光が来ているのがわかります

そして、影の長さ。これで光の高さがわかります。

早朝や夕方は影が長いですよね。それは低い位置から光が来ているからです。

逆に「影が短かったら昼間なんだな。」とか「高い位置から光が来てるんだな。」と予想することができます。

誰かの写真を見て、自然光やストロボの光がどこからどのように来ているか、ある程度わかるようになります。

光が綺麗な早朝や夕暮れを狙おう!

早朝や夕暮れは光が低い位置から来ますので、影の部分が多くなります。
影が多いことは写真にコントラストが付きやすいのでメリハリのある写真が撮れます

そして、太陽が色づきますので印象的で綺麗な写真が撮りやすいです。

夕暮れに近づくにつれて太陽の色がオレンジになります。

ちなみに赤色の太陽になっても空自体を赤く染めることはできません。

爆焼けの空を眺めていると気付くのですが焼けているのは太陽に照らされている雲です。

太陽を隠さない程度の雲があることが望ましいです。

ストロボを購入するならまずはTT600がおすすめ。

今回は光についてお話させていただきました。

光の知識があれば写真のクオリティはかなり上がりますので是非参考にしてください!!

ストロボはTT600がおすすめです。
安くて高性能でなんの不満もない。

TT600とTT600S(SONY用)がありますが、個人的にはTT600がおすすめです。

理由が知りたい方はこちらをタップしてください

理由
・TT600はPanasonic、オリンパス、CANON、NIKON、FUJIFILMなど様々なメーカーのカメラで使えます。

 

・TT600はSONY機でも使えます。(その場合、HSS,TTL発光というものができなくなりますが、そもそもTT600は単体でHSS使用不可で、TTL発光の機能に関しては搭載されていない。)

・逆は不可です。つまり、TT600Sを他のメーカーのカメラでは使えません。

・TT600は端子が金属製、TT600Sはプラスチックなので、金属のほうが頑丈で取り外ししやすい。

TTL発光とは
カメラが周囲の明るさを検知して、自動的にストロボの光量を調節してくれる機能のこと。
正直、不必要な機能です。結局マニュアルで光量の調節をするのが一番確実です。

TT600をSONY機で使う際の唯一のデメリットは、同調速度ギリギリで撮ると上部がケラれることです。
例えばSONY a7iiiはストロボ使用したときの最速シャッター速度は1/250ですが、1/200に落とさないと上部がケラれてしまうので、人物写真のブレをなるべく少なくしたい場合はTT600Sを買うしかありません。

もしXPRO-Sを使用してTT600をカメラから離して使う場合は、TT600でもTT600Sでも全く変わりません。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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