2022年11月18日 OMデジタルソリューションズ(旧オリンパス)からOM-5が発売されましたが、「E-M5 mark iiiの焼き直しだ」という声が多いように思います。
そんな中、僕はOM SYSTEM OM-5を購入してしばらく経過しましたので、このカメラを買おうか迷っている方に向けて、実際の使用感をまとめました。
- レンズも含め小型軽量
- ライブND
- 手持ちハイレゾショット
- 強力な手ブレ補正
- 進化した操作・カスタマイズ面
- IP53防塵防滴 , -10℃耐寒性能
- 豊富な飛び道具機能
- 各種動作が遅い
- モニターやファインダーの画質
- AFの精度、被写体認識対象
人物瞳AFのみ対応 - 他社同価格帯カメラと比較したときの画質
- Type-C端子に対応せず
外装がプラスチックなことや、バッテリー持ちが悪い点は、軽量化にも繋がっていると思いますので無評価とします。
仕様 E-M5 mark iiiとの違いなど
E-M5 Mark III | OM-5 | |
---|---|---|
新品価格 | 約11万円 | 約14万円 |
中古価格 | 約11万円 | 約13万円 |
発売日 | 2019年10月 | 2022年2月 |
画像処理エンジン | TruePic VIII | TruePic IX |
幅x高さx奥行き | 125.3 x 85.2 x 49.7mm | |
重量(バッテリー込み) | 約414g | |
有効画素数 | 約2037万画素 | |
液晶モニター | バリアングル3インチ 104万ドット | |
ファインダー | 236万ドット 1.37 倍 | |
連写(メカ)コマ/秒 | 約10コマ/秒 | |
連写(電子)コマ/秒 | 約30コマ/秒 | |
シャッター(メカ) | 1/8000~60秒 | |
シャッター(電子) | 1/32000~60秒 | |
フラッシュ同調速度 | 最高1/250秒 | |
手ぶれ補正 | 最大6.5段 単体5.5段 | 最大7.5段 単体6.5段 |
防塵防滴 | ○ | ○IP53 |
AF(測距点) | 121点(クロスタイプ位相差AF) 121点(コントラストAF) | |
動画 | 4K 30fps/1080p 120fps | |
カードスロット | シングルスロット UHS-ii対応 | |
充電端子 | Micro USB(給電不可) |
E-M5 mark iiiからの進化点
・手ブレ補正単体6.5段、最大7.5段に
・手持ちハイレゾ対応
・ライブND(ND16まで)
・星空AF
・防水性能強化(IPX1 → IP53)
・AF性能向上(顔認識性能)
・操作性向上(マイメニューやFNボタンでカスタムモード呼び出し)
・画像処理エンジン TruePic VIII → TruePic IXに
・縦位置動画撮影が可能に
・連続撮影制限29分だったのが無制限に
個人的には星空AFと縦位置動画以外、すべて恩恵を受けています。
・E-M1 mark iiiをコンパクトにしたのがOM-5
- 連射性能
- グリップ
- デュアルスロット
- 金属外装
- カスタム撮影ダイヤルの数
- ジョイスティック
- ファインダーの画質
- USB-C(給電も可能)
- バッファ
OM-5を購入した理由。E-M5 mark iiiやE-P7と迷った
E-M5 mark iiiやE-P7と迷いましたが、以下の3点を理由にOM-5に決断。
- ライブNDを使いたい
- マイメニュー、カスタムモード呼び出しを使いたい
- より強化された手ブレ補正
E-P7で性能面では満足していましたが、個人的に多用するマニュアルモードでISO AUTO時に露出補正が使えないことが不満でした。
E-M5 mark iiiもマイメニューがないなど、使いにくい点があった。
レンズキットのレンズ(12-45)を売却や、キャッシュバックや楽天市場でのポイントを考慮するとOM-5は10万円以下で買えました。
結果的に12-45mmは写りがよかったため、売却せず使用しています😅
外観
手持ちのGX7MK2とサイズ感を比較してみます。
ボディはE-M5 mark iiiの筐体を使いまわしています。
この同じボディで、どのように防水性能をIP53強化にさせたのか。どこが変更されたのかはわからないですが、驚きです。
防塵・防滴性能 | IPX1 | IP53 |
---|---|---|
防塵性能 | × | ○ |
防滴性能 | ○(垂直落下する水滴に対して) | ○(噴流水に対して) |
防滴試験条件 | 垂直に落とした1mmの水滴が5分間当たる | 機器全体に60度からの角度で噴流水が10分間当たる |
こちらの記事を見る限りE-M5 mark iiiの時点で、IP53レベルの防塵防滴性能があったんじゃないか?と僕は勝手に思いました😅
OM-5の画質
OM-5の価格帯はAPS-Cを狙える価格で、もちろん絶対的な画質はAPS-Cの方が良いです。
そのかわりOM-5には飛び道具的な機能が複数(ライブND、ハイレゾ、強力手ブレ補正)ありますので、全てのシチュエーションで明確に劣るかというとそうではありません。
もし家族や友人など人物撮影をしたい方は、よりAFが強力でセンサーサイズが大きいカメラをおすすめします。R50 , R10 , a6400など。
ダイナミックレンジ
ハイライト側の階調は粘る印象です。
ただ、シャドウ側にはISO200であってもノイズが発生し、フルサイズセンサーで撮った写真とは違いが明らかになります。
詳しくは以下の記事で比較しています。
ISO感度耐性
E-M1 mark ii | E-M5 mark iii | E-M1 mark iii | OM-5 | |
---|---|---|---|---|
センサー | すべて有効画素数2037万画素で同じ | |||
画像処理 エンジン | TruePic VIII | TruePic VIII | TruePic IX | TruePic IX |
E-M1 mark iiとOM-5でISO感度耐性比較を行いました。
見ての通り、画像処理エンジンが違うだけで、シャドウ部のノイズの出方が若干改善されています。
とはいえ、全体的にはほとんど同じですね。
操作性
物理ボタンに関してはE-M5 mark iiiと全く違いがありません。
より、上位のE-M1 mark iiiと比較すると小型なので操作しにくいと言えます。
とはいえ、E-M5 mark iiiにはなかった、「マイメニュー」や「FNボタンでカスタムモード撮影を呼び出し」することが可能になり、ソフトウェア面でかなり使い勝手がUPしてます。
僕は↓のようにカスタマイズしています。
以下の記事で詳しく解説してます。
オリンパス(OM)独特のライブ撮影
ライブ撮影は露光中リアルタイムに写真の仕上がり確認ができる機能になります。
ライブ撮影は以下の3種類あります。
- ライブコンポジット
カメラ内で比較明合成(星の軌跡などを表現)してくれる機能。
通常はPCでPhotoshopなどを使う必要がある。 - ライブタイム
シャッターボタンを押して露光開始、再び押すと露光終了するモード
長秒露光する際に便利。 - ライブバルブ
他社でいうバルブモード。
シャッターボタンを押している間露光し、離すと露光終了
主に花火撮影で使用する。
以上の3種類いずれもリアルタイムに写真の仕上がりを確認できるので、ご自身の好きなタイミングを見計らって撮影終了することが容易になります。
撮影方法は簡単ですね↓
まだ試し撮りした程度ですが、非常に便利な機能だと感じてます。
自分が使う予定があるのはライブタイムで、長秒露光って露出がわかりにくいんですよね。リアルタイムに確認できるのは非常に便利だと思います。あとレリーズ、リモコン類が不要なのも嬉しいポイント。
ただライブ撮影共通のデメリットとして、長秒露光ではシャッターボタン押したとにブレてしまうのでセルフタイマーが使えないことが不便に感じました。
一応、OL.Shareという無料純正アプリでワイヤレスレリーズを使えば対策可能ですが、本体内でセルフタイマーが使えたほうが便利でしたね。
問題のTypeC非対応について。個人的には無問題
スマホもイヤホンもワイヤレス充電で行っている自分にとっては、TypeCに対応したカメラであっても正直充電が手間です。
MicroUSBかTypeCは挿し込む向きが決まっているかいないかの違いくらいにしか思っていません。
自宅にはMicroUSBのデバイスがまだあるのでケーブルはありますし、外出時は↓のケーブルを使用
Micro USB | TypeC | Type-C | Type-C | |
---|---|---|---|---|
USB規格 | USB2.0 | USB3.0 USB3.1 gen1 USB3.2 gen1 | USB3.2 gen2 | thunderbolt4 |
外形寸法 | 12.8 x 7.0 mm | 8.4 x 2.6 mm | ||
充電速度 | 最大2.4Aまで | 最大240W | ||
データ転送速度 | 最大480Mbps (60MB/s) | 最大5Gbps (約625MB/s) | 最大10Gbps (1,250MB/s) | 最大40Gbps (5,000MB/s) |
対応カメラ | OM-5、a6400など | a7iii , Z9など | a7IV , a1 , R3など | 対応カメラ恐らくなし |
のはずなんですが、a7 IVをPCにUSB接続(Thunderboltケーブルを使用)してSDカード(UHS-ii)の中にあるデータを読み込んでも何故か60MB/Sくらいしか出ません。
ですので、a7 IVであっても、急ぐときは結局SDカード(UHS-ii)を抜き取りSDカードリーダーに挿してPCに読み込んでいます。
OM-5はSDカード(UHS-ii)に対応しているので、UHS-ii対応カードリーダーで転送を行えば200~300MB/Sで転送できるので問題ありません。
SDカード UHS-II
SDカードリーダー UHS-II対応
充電速度に関しては、PDの規格が最大240Wだからといって、そこまでの電力が必要になるのはPCです。PDに対応したカメラは20Wくらいなのかなと思います。僕は家に帰ったら充電ケーブル挿して放置なのでそんなに気にしていませんが、PDに対応したa7 IVなどのカメラで「PD充電したい」という方は不満に感じるかもしれませんね。a7IVでPD充電すると速度は約2倍になるそうです。
ちなみにOM-5は給電に対応していないのでタイムラプスで長尺撮る方は注意が必要です。
手ブレ補正
手ブレ補正は被写体との距離や、その日の体力、運などによって変わりますし、主観的な感覚要素も大きいです。
参考程度にお願いします。
静止画での手ブレ補正
近景(1.5m)
撮影距離は1.5mほど。
14mm(換算28mm)で撮影しているので、手ブレ補正なしであれば1/30がほしい状況
↑の写真はE-M1 mark iiiと12-100mmで撮影した写真ですが、他の組み合わせでも撮影した結果を以下にまとめましたので、タップしてご覧ください
OM-5の手ブレ補正は間違いなく強力です。
ただ近景で比較すると、E-M1 mark iii(5.5段)から本当に1段も良くなったのか??という印象です。近景では被写体の動きが多くなるので補正に違いがでにくいかもしれませんが、E-M1 mark iiに12-100mmをつけて6.5段補正にしたときは、しっかりと1段の差を感じました。
室内で物撮り、テーブルフォト撮影する方は今回の撮影距離1.5mよりも更に近づくことになるので、手ブレ補正効果はもう少し下がると思ってください。
遠景
日中にND1000を付けてスローシャッターで遠景手ブレ補正をチェックしました。
SS6秒でも使えるレベルですね。同じ場所で同じ位置からE-M1 mark iiに12-100mm F4 PRO(6.5段シンクロ補正)で撮影したことがありますが、OM-5と同じような補正感でした。
遠景では「OM-5はたしかに6.5段補正だ。」と思えるレベルに体感できました。
違うシチュエーション↓
画面全体しっかり写したいなら、遠景であってもSS1秒は確保したいところ。
動画での手ブレ補正
ミラーレスカメラでは間違いなくトップレベルの動画手ブレ補正です。
ただ、電子補正OFFで歩くと周辺がグワングワンになっていることがわかります。
AF性能
表でライバル機と比較してみました↓
R50 | ZV-E10、a6000シリーズ,a7iii | OM-5 | X-S10 | |
---|---|---|---|---|
メーカー | CANON | SONY | OM SYSTEM | FUJIFILM |
AF速度 | ◎ | ◎ | ◎ | ○ |
AF精度 | ◎ | ◎ | △ | △ |
AF認識精度 | ◎ | ○ | ○ | △ |
顔 | 対応 | |||
瞳認識 | 対応 | 対応(動画は非対応) | 対応(動画は非対応) | 対応 |
その他認識対象 | 頭部/胴体 犬/猫/鳥 車/バイク | 非対応 | ||
総合点(5点満点中) | 4.5 | 4 | 3.5 | 3 |
※R50は使ったことがありませんが、巷の評判やR6を使った経験から予想
SONYとCANONのAFについてはこちらを、FUJIFILM X-S10のAFについてはこちらをご覧いただけるとわかるかと思います。
OM-5は大半のシーンで全く問題ないAFを発揮してくれます。
爆速AFの9mm F1.7 Leicaを付けると↓のような感じ
まぁしかし、被写界深度が深くレンズが小型なマイクロフォーサーズではこれくらい速くないと困るといったところ。
ただ、↓のように望遠で寄ったときなど、フォーカスがシビアな状況や室内でフォーカス来るスピードがSONYに比べワンテンポ遅れたり、迷ったりする印象です。
↑の状況はSONY機であればおそらく問題なく爆速でピントがくる。
写真撮影であっても、ピントが合ってるとされているところが、あとから見るとピンボケしているということがあります。より被写界深度が浅くAFがシビアなはずのフルサイズSONY機より精度面での信頼性が低い印象です。
瞳AFの検出精度はE-M5 mark iiiからみると、けっこう進化しています。
カメラのキタムラさんの公式Youtubeは参考になりますね↓(1分25秒〜がAF)
液晶モニター
OM-1の液晶モニターの解像度は新しくなり162万ドットになりました。
しかし、OM-5の液晶モニターは104万ドットで、これはE-M1 mark iiやE-M5 mark iiiと同じモニターだと思われます。
実際に使用していて、104万ドットでもまぁ及第点ではあるのですが、このOM-5のモニターは撮影前と撮影後の解像感が全然違うんですよね。
他のカメラでも撮影後の方が解像感が高いといった傾向は少しあるように思いますが、OM-5の場合それが顕著です。(以前使用したE-M1 mark iiやE-M5 mark iiiも確か同じだった)
ファインダーでの撮影時でも同じなので、モニターが悪いというよりかは、センサーに届いてる光情報をリアルタイム出力するときに、なんらかの処理の関係で劣化してしまうのかなと思いました。なにか解決方法あるのかな・・?
これが撮影時のテンションを下げている要因なのでなんとかしたい😅
各種動作が遅い
OM-5はなにかON/OFF、切り替え動作したときにもたつくな〜という印象がありましたので、計ってみました↓
OM-5 | a7 IV | |
---|---|---|
電源ON | 3秒 | 1.5秒 |
録画開始 | 1秒 | 即時 |
録画終了 | 4K→7秒 フルHD→5秒 | 即時 |
モードダイヤル切り替え | 1秒 | 即時 |
静止画動画切り替え | 1.5秒 | 1秒 |
※両カメラUHS-iiのSDカードを使用
なにをするにしてもa7 IVよりもたついていることがわかります。価格帯が違うカメラではありますが、センサーが小さいのでその分、各種処理速度は軽快であってほしいと思うのは僕が望みすぎでしょうか😅
これは処理速度が遅いスマホを使ってるような感覚。使ってる本人が気づかないうちに、徐々に見えないストレスを溜めたり、時間を奪われているのかなと思います。
バッテリー持ちは悪いが、仕方がない
結婚式の撮影で、OM-5を妻に持たし、a7 IVを僕が使用し、同程度使用しましたが、OM-5は先に力尽きました。
そのときに、なんとa7 IVは64%も残っていました。
ただ、搭載されているバッテリーの大きさが違うので、個人的にはOM-5のバッテリー持ちを全く問題視していません。
オリンパス(OM)のE-m5 mark iiiやOM-5で使われるバッテリー(BLS-50)の重量 40.82g
短時間の撮影ならOM-5でも持ちますし、長時間する場合は予備バッテリーを持っていくことで対策可能。
そういう意味では小型機はバッテリーも小型化されていることで軽くなり、持ち運びがしやすいですね。
ハイレゾショットはおまけ
OM-5には三脚を使ってハイレゾショットを撮影する機能に加えて、手持ちでもハイレゾショットが可能となりました。
三脚で8062万画素相当のRAW と 4993万画素相当のJPGを生成
手持ちハイレゾショット
手持ちで4993万画素のRAW&JPGを生成する機能
通常ショットはISO200でもノイズが乗ります。これはマイクロフォーサーズではよくあることですが、ハイレゾショットになるとノイズも消えていることがわかります。
ただ、ハイレゾショットは複数枚の写真を合成するため、以下のデメリットがあります。
- 時間がかかる。
手持ち 17秒 三脚 8秒 (シャッターボタン押してから処理完了まで)
複数枚合成するので、もし長秒露光の場合は更に多くの時間がかかります。
- 動くものがブレる。
「そんな動くものをハイレゾショットで撮らないよ!」と思われるかもしれませんが、日常には結構動くものが潜んでます。
例えば草木や海川湖↓
街中に出ると人々、車が動き回る。 そう考えるとハイレゾショットで違和感なく撮影できるシチュエーションは限られます。
結局上位センサーの画素数が多いカメラには抗えない印象なので、現場で時間を潰してハイレゾショットを行う必要があるのかは人によりますね。
ライブNDは使い勝手がよく楽しい
ライブNDはハイレゾショットのように長時間待たされることはなく、約1秒で処理が完了するので気軽に撮影ができます。
ところで、ライブNDはスーパーコンパネから設定することができないので、メニューに潜る必要があります。
ただ、ボタンに登録できますので、僕はライブNDを↓の箇所に登録しています。
ボタンを押すことで、ライブNDのON/OFFを切り替えることが可能で、ボタンを押しながらダイヤルを回すことでND2 , 4, 6, 8 ,16までを切り替えることができます。
本当にNDフィルターを使用して長秒露光したかのように使えますので非常に使い勝手がいいです。
晴天で水をシルキーにするにはND16では心もとない
F値を上げてISOを若干下げればまぁいけんこともない↓
↑の3枚は手持ちで撮りましたが、窮屈な体勢だったり、近景になるとOM-5の手ブレ補正でもブレやすくなる。
とはいえ、カジュアルに撮影したいときには十分に楽しめました😀
ハードユースに使えることは大きい
防塵防滴の性能がいくら良くても、高価で重たいフルサイズカメラとレンズを持っていきたくない状況ってあるかと思います。
自分の場合以下の用途でOM-5を使用してます。
- バイク移動、ツーリングなど。バイクは振動が大きく、手ブレ補正ユニットが心配。荷物を多く積むことができず、転倒の可能性もある(壊れても立ち直れる価格)
- 飲みに行った日にカバンに忍ばせておいて、自宅への帰り道にちょっとスナップ(小さなカバンでOK)
- たまに運動がてらハイキングに行く(小型軽量)
- ブログに載せる写真の物撮り(明るさと被写界深度が両立できるので、ラフなライティングでOK)
機材が小型軽量化すれば周辺機材(カバン、フィルター、三脚)なども小さいもので済むため、カジュアルにでかけたいときに適しています。
このカメラはこんな方におすすめ
冒頭のまとめの振り返り
- レンズも含め小型軽量
- ライブND
- 手持ちハイレゾショット
- 強力な手ブレ補正
- 進化した操作・カスタマイズ面
- IP53防塵防滴 , -10℃耐寒性能
- 豊富な飛び道具機能
- 各種動作が遅い
- モニターやファインダーの画質
- AFの精度、被写体認識対象
人物瞳AFのみ対応 - 他社同価格帯カメラと比較したときの画質
- Type-C端子に対応せず
一番本質的な? 小型軽量で画質とAFを重視するのであれば、同価格帯であればSONYやCANONのAPS-C機がおすすめです。ただ、CANONのRF APS-C機はレンズラインナップが少ないのが惜しい。
小型軽量で手ブレ補正と画質を重視するなら、Fujifilm X-S10がおすすめです。
OM-5の使い方としては以下の4つがおすすめ
- 山、アウトドア
僕自身、本格的な登山はしていませんが、ハイキングに行くことがあります。
登山の場合、荷物は軽量コンパクト化が求められ、突然の雨雪に耐えれる仕様が望ましいので、OM社もこの使い方を推していますね。 - 物撮り
マイクロフォーサーズは被写界深度と明るさを両立できるので、物撮りに向いているといえます。今までの経験上、接写ではラージセンサーの表現力よりもレンズ性能のほうが重要だと考えます。 - 街中スナップ
コンパクトな機材で撮影できるので、悪目立ちせず街中をスナップできます。
また、被写界深度が深く手ブレ補正が強力なため、ライブNDを活かした昼間の撮影や夜景スナップであっても、手持ちで気軽に行うことができます。 - 超望遠撮影
フルサイズの超望遠レンズは大きくて高価なため、安く軽量化したい方におすすめです。
ただ、例えば野鳥の羽毛の解像感、精細感は、同じ画角のフルサイズのほうが多くの状況で優れます。(画素ピッチに余裕があるので)
あと、動きモノはシャッタースピードを確保する必要がありますので、薄暗い状況でも撮影する場合はフルサイズがおすすめです。
あとはタイトルにもありますようにこのカメラの小型軽量としっかりとした基本性能、そして飛び道具的機能に価値を見いだせるかが重要です。
飛び道具一覧
- ハイレゾショット
- ライブND
- 強力手ブレ補正
- IP53防塵防滴
- プロキャプチャー
- 星空AF(僕は未使用)
- ライブ撮影(コンポジットなど)
- FNボタンでカスタムモード呼び出し
上記の飛び道具を活用したい、できる状況にある人はOM-5を選ぶことで、どこにでも持ち出せる相棒として楽しいカメラライフが待っています。
カメラレビュー記事一覧 | カメラ比較記事一覧 |
---|---|
E-M5 mark iii | X-S10 とa6400 |
PEN E-P7 | a7iiiとa7Riii |
OM-5 | E-M1 mark iiとa7 Riii |
a7iii a7IV S5 Z6 R6 |
カメラやレンズは高価なので購入するハードルが高い・・
- 購入前に実際に使ってから検討したい
- お子様の行事や旅行など、イベントで一時的に使用したい
- 人気の機材をお試しで使用してみたい
- サブスクで色々なカメラを使いたい
そんな方はカメラレンタルサービスを利用するのがおすすめです。
個人的にはカメラレンタルのサブスク「GooPass」がおすすめです。
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