NDフィルターを使ってバルブモードでレリーズを使った撮影だと、露出補正もあてにできないし、
「シャッタースピードを何秒にすると適正露出になるんだ!?」
といった悩みを解決します。
この方法ならばどなたでも簡単に計算できます。
超簡単な計算方法3通り
①シャッタースピードが分数(○/○秒)のとき、なおかつシャッタースピードの数字よりND濃度の方が高い場合。
例えばシャッタースピード1/500の場合に、ND1000を付けるときのように、分数の分母よりもND濃度の方が数字が高い場合は、ND➗SSで求められます。
ちなみにこの場合は1000➗500= 2 秒です。つまり、2秒の露光をすると適正露出になるということです。
1/100のときにND400をつけるなら、400➗100= 4 秒
②シャッタースピードが分数(○/○秒)のとき、なおかつシャッタースピードの数字よりND濃度の方が低い場合。
例えばシャッタスピード1/320のときにND64をつけるとします。
今度は逆にSS➗NDで求められます。
つまり320➗64= 5 (1/5)秒
※このときの注意点は5秒ではなく1/5秒になります。
③シャッタースピードが分数ではないとき
掛け算するだけでOKです。
つまり、シャッタースピードが0.3秒のときにND100をつけるなら0.3×100= 30秒 にすればいいということです。
シャッタースピード10秒のときにND64をつけるなら、10×64=640秒 つまり10分40秒ですね。
まとめ
シャッタースピードが分数の場合は、シャッタースピードとND濃度どちらか大きい方から小さい方を割るだけ。
分数じゃなく数字のみの場合は掛け算するだけ。
たったこれだけなので、余計な計算アプリなどを入れずに、スマホに既に搭載してある電卓であらゆる計算も可能になりますよ^^
おまけ
①シャッタースピードを1/2000から2秒に落としたい
必要な減光量は2000 x 2 = 4000 つまり、ND4000相当が必要 。
そんなNDフィルターはないが、ND1000+ND4を重ねればOK。
②シャッタースピードを1/2000から1/2秒に落としたい
必要な減光量は2000 ÷ 2 = 1000 つまり、ND1000が必要。
ND1000でもいいし、ND16と64を重ねてND1024相当にしてもOK。
※ND1000とND1024の違いはたった2.4%でほぼ気にしなくてよい。
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