NDフィルターとは?被写体や用途に応じた選び方を解説。必ず必要!

みなさんこんにちは。

ND64000使用 シャッタースピード240秒(4分)

NDフィルターはなんとでもない風景写真もガラッと雰囲気を変えることができるため、必須のアイテムになります。

・NDフィルターとは何なのか。
・どういった状況でどのような効果のNDフィルターを選ぶべきかを解説したいと思います。

用途によって、実際にどんな仕様のNDフィルターを買えばいいかまでがわかります。

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NDフィルターの基礎知識

そもそもNDフィルターが何なのかといったことから解説します。

NDフィルターとはなにか。

レンズの前につけるサングラスのようなもので、意図的にシャッタースピードを落としたい時に使用します。
写真撮影の場合、主な用途は雲を流したり水面をシルキーにしたりするときに使います。

水面がシルキーになる。ND64使用。シャッタースピード5秒

その他にも用途は様々で、詳しくは後述しています

NDフィルターの種類。

NDフィルターを選ぶにあたり見るべき項目はたった4つだけ。

①丸型か角形か
②減光量(NDのあとに続く数字)
③径
④減光量固定式か減光量可変式か

それでは詳しく解説します。

丸形(円形)と角形

NDフィルターには丸方と角形があります。

丸型フィルター

角形フィルター

150mm角形フィルターと82mm丸型フィルター

それぞれ特徴は次のようになっています。

 丸型角型
サイズ小さい大きい
ケラれ起きやすい起きにくい
価格安い高い
取り付け手間
拡張性

・丸型フィルターはレンズの先のネジ部に回して取り付けるだけなのでかなり手軽。

丸型フィルター出目金レンズを採用している超広角レンズには取り付けることができない。(角形フィルターはどんなレンズにも取り付けることができる。)
※NIKONのZ14-24mm F2.8は例外で、NIKONが専用の112mmの大型の丸型フィルターを用意していて取り付けることができます。しかし、フィルターがかなり高価で、種類もかなり少ないので現実的ではない。

・フルサイズ換算で14mm以下のレンズは(おそらく全て)出目金レンズ。

・丸型フィルターでは2枚重ねると換算24mm以下の広角域ではかなりケラれが起きやすい。(角形フィルターでは14mmの超広角であろうが3枚重ねてもケラれは起きない。)

ケラれとは、写真の4隅に光が届かなくなって暗くなることです。広い範囲を切り取る広角レンズで起きやすい。フィルターを取り付けることで起きやすくなる。

角形フィルターの拡張性を◎にしているのは、重ねてもケラれる心配がないという他にも、ハーフNDフィルターを使えるという点もあります。

もし角形フィルターを使い始めたいがわからないという方は↓をご覧ください。

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減光量

NDフィルターの品名は必ず、ND○○ と表記されていて、○○の部分には数字が入ります

数字が大きければ大きいほど色が濃くなり減光量も大きくなる

例えば↑のようなND16と書いているフィルターならレンズに入ってくる光量を1/16に減光することができるということです。

2. 4. 8. 16. 32. 64. 400. 500. 1000

この間にもND200などがあったりしますが
大まかに分けるとNDフィルターの減光量はこの9種類かなと思います。

NDフィルターは重ね付けが可能で、減光量が掛け算した分増えます。
例えばもしND1000ND64を重ねるとしたら 1000 x 64 ND64000 このような減光量を得れます。

ご自身がシャッタースピードをどこからどこまで落としたいかで決める必要がある。

これはご自身がNDフィルターを取り付けたいレンズのフィルター径と同じ径のフィルターを買うだけでOKなのですが、ご自身が持つ(もしくは買う予定)レンズの中で一番大きいレンズのフィルター径に合わせてNDフィルターを選ぶことをお勧めします。

例えば、あなたがお持ちのレンズの中で1番大きいフィルター径が82mmであれば82mmのNDフィルターを買うということです。ちなみにNDフィルターは一つの濃度(1枚)では全てのシーンで使用することができなくて、後に複数買うことになる可能性が高いですが、その場合も全て大きい径で揃えるのが一番リーズナブルで取り回しも楽になります。

何故一番大きい径を買うべきか解説します。

実はステップアップリングというものを付ければレンズ側の径を変更できます。
それによって小さいレンズに大きいフィルターを取り付ける事が可能になります。

ステップアップリングについて。


これは62mmのレンズに62→67mm. 67mm→72mm 72mm→77mm 77mm→82mm 計4枚のステップアップリングフィルターをつけています。
4枚というと敷居が高いと感じるかもしれませんが安心してください。


セットでも二千円で販売されています。

ただ、ステップアップリングを複数重ねる場合はケラれやすくなるため、特に広角レンズでは一撃で拡張できるモノを使うのがおすすめです。

例えば62mmから一撃で82mmにする商品があります。


これだと1枚で済むので嵩張りませんね^^

 

62mm径のレンズに82mmのNDフィルターを付けることができる。

例えば、極端ですが37mmのレンズステップアップリングを付けると82mmのフィルターを取り付けることができます。

37mmのレンズと82mmのフィルター

ステップアップリングを使うことで装着できた!!

 

一方、ステップダウンリングを使うことはおすすめしません
つまり、大きい径のレンズ → ステップダウンリング → 径が小さいフィルター を付けることは現実的ではないということです。
大きいレンズに小さいフィルターをつけるとなると、ステップアップリングではなくステップダウンリングを装着することになりますが、そうすると写真の4隅がケラれてしまいます

この写真は極端な例ですがステップダウンリングだと光が通る穴が小さくなるので、撮った写真の隅がケラれる(暗くなる)

※例外もありまして、150-600mm DG DNというレンズは径が95mmですが、82mmにするステップダウンリングをつけてNDフィルターをつけてもケラれません。でもそれは超望遠域だからであって、広角や標準レンズではケラれる可能性が非常に高くなるので真似しないように・・

まとめますと、NDフィルターは大きい径の物だけを持っておいて他の径のものは買わないという運用がおすすめです。レンズ保護フィルターはまだ安いですが、NDフィルターは高価なので。
渋たか
渋たか

僕はNDフィルターを全て82mmで揃えていて、他の径のレンズでも使いまわしています

ステップアップリングをつけるデメリット
・全長が伸びる
・レンズフードが付けれなくなる。

全長に関しては、僕が使っている物の場合1枚あたり3.3mmなのでほとんど携帯性に影響しません。

フードに関しては、結構悩ましいですね・・一応、ユニバーサルレンズフードを使えば解決できるのですが、広角単焦点レンズや広角始まりのズームレンズに装着することは厳しいです。

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固定NDか可変NDか

固定NDは通常の減光量が一定のNDフィルターです。

固定NDがサングラスとしたら可変NDは調光サングラスみたいな関係です。



こちらの可変NDフィルターの場合ND2-400の間が自由に調整できます。
ですがND400は実質使えなく焦点距離にもよりますがND16-32くらいまでに留めておいた方がいいです。理由は後々解説します。

可変NDフィルターは複数枚NDを持ち運ぶ必要がなくなりますし、日中シンクロや動画撮影なんかでは状況に応じて瞬時に減光調整できるので特に便利ですね。

しかし可変NDフィルターにはデメリットがあります。

可変式NDフィルターのデメリット

①ムラが出やすい。(写真の一部分が暗くなる)
例えば先程の商品の場合、焦点距離にもよりますが24mmだとND32あたりからムラがではじめる。
ムラは減光を強めれば強めるほど、広角になればなるほど顕著になります。

②通常のNDフィルターの1.5倍ほどの厚みがある。
回すことによって減光を調整できるのですが、その機能があるが故に少し分厚くなっています。
広角になればなるほど、ケラれる(4隅が暗くなる)可能性がありますので注意が必要です。

③通常のNDフィルターよりも一回り径が大きい。
つまりレンズフードが付けれなくなります。

 

単焦点レンズとズームレンズの関係に似ていますね。ズームレンズは便利だけどデメリットはあるみたいな。

デメリットの部分には注意が必要です。

実際に24-70mmに先程のK&Fの可変NDを装着しNDいくつまで使えるか検証したんです。

結果はこうなりました。
24mm ND16まで
35mm ND32まで
50mm ND60まで
70mm ND400まで

ちなみにこれ本当です。
詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

K&F Concept 可変NDフィルター ND2-ND400 Nano-Xをレビュー。しっかりムラが出て手放しでおすすめはできない。
みなさんこんにちは。渋たかです。 題にもある通り、割と評判のよかったK&Fの可変NDフィルターを買いました。 発売時期も2021年5月と比較的新しいので相当期待した上で購入いたしました。 結論から言いますと、思った...

この商品が特別悪いのかもしれませんがどうでしょうね。まだ発売したばかりの商品です。(2021年5月発売)

他の商品は使ったことはありませんが、ムラが全く出ないっていう可変フィルターはないので注意が必要です。

加えて、可変NDは構造上フィルターがすでに2枚重なっていますので、ここからさらにもう一枚重ねるのは画質的にもキツいので控えたいところです。

でも24mmであってもND16までは自由に減光を調節可能ということなので、用途によってはかなり使いやすいですね。一つは持っていて損はないと思います。

NDフィルターのメーカー

直接写りに関係するところであるため、こだわりたいところではあるが
安すぎるフィルターさえ選ばなければ、ほとんど違いは出ないんじゃないかとも思う。

今回紹介する4メーカーのものであれば全然問題なく使用できると思います。

①KENKO

②MARUMI

③K&F CONCEPT

④KANI

 

ちなみに詳しい各メーカーごとの使用感を見たい方は↓の記事で。

NDフィルターを5枚比較してみた。サイズや解像感など、各社の違い。MARUMI KENKO KANI K&F
みなさんこんばんは、渋たかです。 サムネイル写真にある、5つの商品(4メーカー)の丸型NDフィルターを使って検証を行いと思います。 ※そのうち1枚はCPLフィルターです。 見ての通り撥水性はどれもほぼ変わらなく、しっかりと...

KENKO

1957年設立の日本企業。
光学製品や写真用品を製造している。

・レンズフィルターでは日本国最大手とのことなので、車でいうとトヨタ的存在。
・迷ったらKENKOにしておけば問題ない。

NDだけでもシリーズが多いので公式HPを参考に比較してみました。

価格は全てメーカー希望価格

・外周黒塗り加工は反射を少なくしフレアやゴーストを抑制する機能
・撥水加工があれば滝や雨天の撮影でもサッとふけて便利かも。
・Zetaは多分設計が古く、価格の割に機能がイマイチ。
・大きい径のものは生産終了になっていたので今から買うのはおすすめしない。
・広角レンズを使用される方は薄枠加工のものがおすすめ。

KENKO ND フィルター Amazon

MARUMI

1952年設立のこちらも日本企業。
レンズフィルター専業メーカー。
かなりこだわって作られているらしいが、フィルターの枠が分厚いため、ケラれやすいので僕はおすすめしません。

公式価格は82mmで8900円だ。
実際にAMAZONを覗くと、濃度が濃くなるほど価格があがり、ND64,ND500,ND1000は1万円を超えている。(2021/10/25現在の価格)
シリーズはほぼEXUS一択状態なのでわかりやすい。

MARUMI ND フィルター Amazon

K&F Concept

三脚、カメラバッグ、レンズフィルターなどカメラ用品を販売する中国メーカー。

・今回紹介する中では恐らく一番安い。
・中国製らしくコストパフォーマンスには優れる印象。
・82mmで5000~6000円くらい。
・固定NDよりかは可変NDの商品に力を入れてそうな感じ。

K&F ND フィルター Amazon

kani

中国メーカーだが価格は日本製フィルターとほとんど変わらない。
日本ではロカデザインという会社さんが代理で販売していて、youtubeでも動画がいっぱいあがっている。かなりユーザー目線に立った利益度外視の開発をしている印象です。

角形フィルターをかなりラインナップしており、僕も6枚ほど購入し全く不満なく使っている。

丸型フィルターはND1000を使っていますが、KENKO ZXと比較しても撥水性能、薄さ、画質など大きな差は感じません。

丸型フィルターは同じシリーズでND4. 8. 16. 64. 400. 1000. 65000 まで幅広くラインナップされており非常にわかりやすい。

82mmでの価格は9000円前後で性能を考えると全然アリだと思います。

KANIと双璧をなす同じく中国メーカーでNISIというメーカーもありますが、
あちらは丸型NDフィルターを作っていなくて少しニッチすぎるので今回紹介しませんでした。

KANI ND フィルター Amazon

NDフィルターの用途と用途に適した選び方

それではNDフィルターの用途について見ていきます。

NDフィルターの使い道は5通りあります。

①スローシャッターの表現を楽しむ。

②明るい環境で大口径レンズでF値開放で撮影する。

③動画撮影をする。

④ストロボ撮影をする。

⑤花火を撮影する。

それぞれを解説するとともに、どれくらいの減光量のNDフィルターを買うべきか解説します。
天気や季節や時間帯など光の入り方や明るさの状況にもよるのですが目安として参考にしてください!

予算が限られていて複数のNDを揃えられない人へ。迷ったら必ず強い減光量のNDを選んでください。

NDフィルターの減光量に関しては多少であれば大は小を兼ねます
ただし現光量が大きすぎるのはだめですよ!!したがって選び方が難しい。

例えば1枚だけ購入する!というときに、ND16と32で迷ったならば32を買うべきです。

何故なら減光量が足らなければどうしようもありませんが、減光しすぎる場合は少しISOを上げてとりあえず撮影ができるからです。

スローシャッターの表現を楽しむ。

必ず三脚が必須になってきます。大幅にスローシャッターにするため手持ちだと必ず手ブレします。

そして風景を三脚を使いブラさないことによって、画角内の動きのある被写体がいい意味でブレて躍動感がある写真になります。

あえてスローシャッターにし例えば車のライトの軌跡を残したい場合には必要になります。

まぁ夜はもともと暗いのでNDフィルターを使わなくてもある程度は可能です。

昼こそNDフィルターの真骨頂。

シャッタースピード2秒

人をわざとブラし動きを出せます。その際なにか止まっている被写体があれば「静と動」を表現できます。


⇦の写真はなにもなしの普通の写真、⇨の写真はNDフィルターを使いシャッタースピード4分で撮っています。

どちらがいいかは別として、雲と湖が全く違った表現になっていると思います。
このときは雲が少なく風も弱かったので、露光時間4分の割に思ったより雲が動きませんでした。。w

ちなみにあまりにも長秒露光になるとレリーズという別途機材が必要になります。
↓こういったものです。


↑はSONY用なので例えばCANONであればCANONをご購入くださいね。
カメラのシャッタースピードをBALBにしてレリーズを使えば、ご自身がレリーズ側で指定したシャッタースピードでシャッターが切れるようになります。

各社のボディ内シャッタースピード限界の傾向

CANON 30秒まで
NIKON 30秒まで
SONY 30秒まで
Panasonic 60秒まで
Fujifilm 15分まで

全てが↑とは限りませんが、こういう傾向があります。
ご自身のカメラがシャッタースピードをいくつまで落とせるのかを確認し、それ以上にシャッタースピードを落とす場合にレリーズが必要だとお考えください。

富士フイルムのAPS-Cカメラはほとんどのカメラが15分までの露光に対応しています。
もしレリーズを持っていなくてもある程度はなんとかなりますが、
30秒 → 40秒 → 50秒 → 60秒 → 2分 → 4分 → 8分 → 15分 刻みのため

例えば1分半とか6分の露光を行うことができないのでそこは注意が必要。

こちらもシャッタースピード4分

スローシャッターにすることで雲も湖も淡さを出せていると思います。


山の上なので風が強くシャッタースピード1分半でなかなか雲が流れました。

普通とは違う表現が可能になると思います。

日中スローシャッターの表現を楽しむ場合のおすすめND減光量

雲を流したい場合

ND1000+ND16orND32orND64 を重ね付け(ND16000orND32000orND64000)
雲を流すには数秒じゃきついので数十秒数分の露光が必要になりますのでかなりの減光量が必要です。

そしてここまでの露光になるとその間に光の状況が変わってしまうことから、計算通りの露光時間にしたとしても仕上がった写真が明るかったり暗かったりしますのでその場合は撮り直しが必要。
そうなると結構時間のかかる撮影です。快晴だったり、空一面曇りならばあまり露出は変わりにくい。

重ね付けしか無理だと思っていましたが、KANIさんがND65000を出していましたあああああ!

KANI ND65000 82mm AMAZON

滝や海をシルキーにしたい場合

大体シャッタースピード1秒前後が目安かなと思います。

シャッタースピード1/13

↑これくらいであればND16程度でいけそうですが少し表現としては物足りない。

シャッタースピード1/2秒

↑ND32もしくはND64あたりが欲しいところ。

シャッタースピード2秒

↑ND64やND128が欲しいところ。

シャッタースピード10秒

↑このあたりになればND500かND1000が必要になってくるが、ここまでの表現が必要かどうかは各自検討する必要があります。

ND64でもF値をかなり絞ればシャッタースピードを1秒前後に持っていけることが多いです!

絞りすぎると解像感が劣化するため、それを気にする方は、ND128~400を選ぶのが無難ですかね。

明るい環境で大口径レンズでF値開放で撮影する。

明るい環境でF1.4などの大口径レンズを使うときにも必要ですね。

何故ならカメラ側の一番速いシャッタースピードは1/4000や1/8000など(カメラのスペックによる)に制限されていて、晴れの日差しが強い日中にF1.4で撮影したいとき、ISOを一番低くしても1/16000になったりするからです。

そうなるとシャッターが切れないためNDフィルターを使い減光する必要があります。

ISO100 F1.2 シャッタースピード1/1000(ND使用)

この写真はNDフィルターを使わなければ1/16000になっていました。

僕のカメラは1/8000までしか撮れませんので、NDフィルターを使わないと露出オーバー(明るすぎる)写真しか撮れないのです。

単焦点はF値開放が醍醐味だったりしますので、日中屋外で使う場合は必ず必要になります。

ただし、例外もあり2021年11月末発売のCANON EOS R3は1/64000まで撮影可能だそうで、大口径レンズでもNDフィルターがいりません。R3はボディだけで70マンほどの価格で庶民の手が届く価格ではないのでかなり例外の話です。

明るい環境で大口径レンズを楽しむ場合のおすすめND減光量

この場合は割とラフに選んでOKです。
ND8かND16でいいと思います。
ご自身がお持ちののカメラが1/8000まで撮影可ならND8で、1/4000までならND16をチョイス。

これで1/64000の状況でも撮影可能になりますので撮れない状況はなくなるかと。デスバレーでも撮れると思います。

普通に考えると1/4000までのカメラでもND8で十分かと。

動画撮影をする。

動画撮影では自然な映像を表現するために、1/50や1/60などシャッタースピードを固定して撮る必要があります。

そうなると日中はNDフィルターがないとF値がかなりあがってしまうため、せっかくの一眼カメラのボケというものが表現できなくなってしまうので、NDフィルターが必ず必要になってきます。

動画撮影するのにおすすめのNDの減光量

シャッタースピード固定というのは想像以上にキツくて誤差が許されないことから可変NDが適しているのですが、先ほど申し上げた通り、可変NDで広角大口径レンズは厳しいと思います。
動画で望遠レンズを使うことはあまりないと思いますので広角〜標準での使用がメインになりますが、ND16までしか使えないようじゃ、明るいレンズで日中に絞り開放で背景をぼかした映像を撮ることは不可能です。

動画もこだわりだすと、最低ISO感度が800(カメラにもよる)になるLOG撮影をする場合もありますし、とにかく減光量が必要です。

F値8とかでもいいならND16まででいいんでしょうが、ボケないのでスマホとの差別化という面でもキツいです。

ですので、固定をお勧めします。

固定にする場合。

季節によっても変わりますし、あくまでも一例ですが↓を参考にしてください。
大まかにはこれで間違い無いと思います。

1/50にする為に快晴晴れ曇りや夕方
F1.2ND1000ND500ND128
F1.4ND1000orND500ND400ND128
F1.8ND400ND200ND64
F2.8ND200ND128ND32
F4ND128ND64ND16

ISO200で1/50で撮ると仮定しています。
するとF1.2であれば普通に快晴で1/32000いく状況もありえますのでND1000は欲しい。そんな感じの意味合いです。

LOG撮影をする場合は更に強いNDフィルターが必要なので重ね付けなどで対処してください。

ちなみにND128っていう商品はあるのか微妙なため、ない場合はND64かND200にしましょう。
それか、ND2とND64重ねてND128にしたり、ND4とND32重ねてND128にするのもありですね。

本当に動画のND制御は難しい!複数のNDフィルターを買わないとキツい。

明るい環境でストロボ撮影を使った撮影(ハイスピードシンクロ)をする。

昼間の屋外でストロボを使用するときはNDフィルターを使うのが現実的です。

ストロボを使うとMAXのシャッタースピードが1/160や1/250など極端に制限される為NDフィルターが必要になってきます!理由はこちらで解説しています。

日中シンクロをする方法2つ。ハイスピードシンクロ、フラッシュ同調速度とは何か。
みなさんこんにちは。 カメラを始めると絶対に持っておきたいアイテムはストロボです。 ストロボを発光させて日中屋外で撮影することを日中シンクロといいます。 今回は日中シンクロをする方法について解説します。 まず日中シンクロ...

F1.2 1/200

こちらの写真ではND16を使用していますが、もし使用しなかったら200 x 16 つまり1/3200となりストロボを使用することができません。

ストロボでハイスピードシンクロをするときは90%人物撮影だと思います。

人物はブレますのであまりに減光しすぎて例えば1/30とかにしてしまうと具合が悪い。

できれば1/160を狙いあとはISOを上げてそのカメラのフラッシュ同調速度に調節したい。

1/160にする為に快晴晴れ曇りや夕方
F1.2ND128ND64ND16
F1.4ND128ND64ND16
F1.8ND64ND32ND8
F2.8ND32ND16ND4
F4ND16ND8ND2

ISO100で撮影すると仮定していますのでもしもISO200が最低感度のカメラの場合は x2の減光量のフィルターでお考えください。

動画撮影よりかは少しラフに考えることができますね。

花火を撮影する。

花火をきれいに写すためには数秒から数十秒露光をするか、複数の写真を合成する方法があります。

花火は明るいので前者の場合はNDフィルターが必要になるといった感じです。

花火撮影におすすめのNDフィルター

実は僕は今まで花火撮影をしたことがありませんので、調べた範囲の知識でまとめます。

これは結構いろんなサイトでも言われていることですがND4かND8がちょうどいいみたいですね。

これはもう表現の違いといったところでしょうね。

ND8のほうがより長秒露光できますので大きくたくさん花火の軌跡を写せそうです。
最悪、ISOを上げて短めにもできたりしますので、迷ったらND8を買うのがベスト。

両方買える方は4と8両方買いましょう!

それこそ可変NDフィルターを買うっていうのもありですが、あれは構造上フィルター2枚重ねなので、花火を撮影したときにフレアやゴーストを引き起こしやすいとも思います。

あとは皆さんご自身でご検討ください^^

まとめ

用途や状況によって必要な減光量というのは変わってしまうんですよね。

ですので自分が撮りたい被写体を考え、その状況に応じてNDフィルターを購入すればいいと思います。

僕はサムネイルにあるフィルター5つを所有しています。
具体的には以下です。

ND16(KENKO ZX)
ND64(MARUMI EXUS)
ND1000(KANI)
ND2-400可変ND(K&F)
CPL(KENKO ZX)⇦ND2として使っている。

CPLフィルターは本来は被写体の無駄な反射を取り除くものですが、構造上減光量1/2になるのを逆手にとってND2としても使えます。

それぞれ別々に購入し、メーカーもバラバラです。

今Amazonで調べてみると

こういったセットになったものもありました。
今から揃える方ならこういうのもいいと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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