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KANIのハーフNDフィルターの種類や特徴、おすすめを紹介

みなさんこんばんは。

ハーフNDをご存知ですか?

ハーフNDとは、明暗差を少なくする為に半分だけND(減光)効果が施された角型フィルターです。

角型フィルターなので少し敷居が高いかもしれませんが、個人的にはハーフNDを使えることが角型フィルター最大のメリットだと思っています。

KANIのハーフNDはSoftReverseなど、種類がかなりありますが、その中での僕のおすすめを紹介します。

渋たか
渋たか

ハーフNDを使うと、どれだけ写真が変わるのか

ハーフNDが欲しいけど、どれを選ぶべきか

お悩みの方に向けて、紹介していきます。

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まずハーフNDについて。

もしもうご存知の方は読み飛ばしてください。

ハーフNDとは写真の一部分だけ減光できるフィルターのことです。

空が白飛び、地上が黒潰れしてしまう状況で、主に太陽部分にフィルターの黒い減光部分をかざすことによって、空も地上も適正露出で撮れるようになるというアイテムです。

↑3つがハーフNDフィルターです。

このようにホルダーに差し込んで使う。

これで写真の一部分を暗くできます。

逆光で撮ると、太陽を中心に明るすぎて白飛びする空黒潰れする地表に困ったことはありませんか?

空に暗いフィルター部分をあててあげると地表との明暗差が無くなるというわけです。

リバース0.9を使用

↑は編集済ですが、地表側にかなり情報が残っていました。

しかし、ハーフNDを使うのが難しい場面も多くあります。

リバース0.9を使用。風車まで減光してしまっている。

↑こういった状況ですね。
このように、意図しないところを減光してしまうため、明暗差がある全ての撮影状況に対応できないのがデメリット。

KANI ハーフNDの選び方

KANIのハーフNDの種類はかなり多い。

①大きさ

②減光パターン

③減光量

④Premiumか、そうでないか

この4つだけを見ればOKです。

②の種類がかなり多いんです。

順に見ていきましょう。

大きさ

①75mm.
②100mm.
③150mm.
④170mm

と4種類のサイズがあります.

ご自身がお持ちのもしくは購入予定の角型フィルターホルダーに合わせていただくだけです!

ホルダーの選び方がわからない方はこちらへ

レンズの径や焦点距離で決まるといった感じです。レンズが太いほど、そして、広角であるほど大きなフィルターが必要

減光パターンの種類

種類がかなり多いので、基本的な3種類に加えて僕がおすすめする2種類を追加した5種類を紹介します。

↓この3種類がハーフNDの王道ですね。

・Soft 
一番上が暗くそこから下に下がるにつれクリアになっていく。

・Reverse
中央が一番暗くそこから上に上がるにつれクリアになっていく。

・Hard
上半分が均等に暗い。クリア部分とのグラデーションはある。

これに僕がおすすめするDual PurposeWide Reverseの2つを加えてまとめたのが↓です。

      Soft  Reverse  Hard  Dual Purpose    Wide Reverse     
減光具合一番上が暗い一番下が暗い中央部から上は同じ暗さSoftとHardを兼ね備えるSoftとHardを兼ね備える
使うシーン太陽が高い位置にあるとき太陽が地平線付近にあるとき空全体が明るい時あらゆるシーンで対応可能あらゆるシーンで対応可能
追記一番定番のソフトフィルター使い所はマジックアワーのみ中央部はグラデーションになっている。上下逆に差し込むことで効果反転上下逆に差し込むことで効果反転
サイズ展開75mm.100.150mm.170mm75mm.100.150mm.170mm75mm.100.150mm.170mm75mm.100mm150mm
減光量ラインナップ0.6. 0.9. 1.20.6. 0.9. 1.20.6. 0.9. 1.20.90.75
Wide ReverseはDual Purposeの150mmと思っていただければOKだ。何故これらがおすすめなのかは最後の方で解説します。


↑を参考にして欲しい。

Hardは所有していませんがこんなかんじ。

HARDはSoftよりも、もうすこし暗い範囲が広いです。グラデーションが効いているSOFTやREVERSEの方が、圧倒的に自然に減光できるので使いやすいのではないかと考えてます。

減光量

0.75とか0.9とかの数字がよくわからなかったと思いますが表記の違いってだけですね。簡単です。

 GND 0.6GND 0.75GND 0.9GND 1.2
ND換算ND4ND6ND8ND16

Premiumか、そうでないか

KANIによると、Premiumと品名にあるものは反射率を改善したとのこと。
風景撮影は逆光で撮ることも少なくありませんのでなるべく反射率を抑えて逆光耐性が高い方が望ましいです。

150mmの場合でPremiumにしても、1600円しかアップしないのでPremiumにしとくのが無難です。

それでは次は実際にハーフNDを使うか使わないかでどれだけの差があるのかご覧になっていただきます。

ハーフNDを使用するとどれだけ明暗差がなくなるのか?

もうね、全然違います。

作例を10個くらい載せますね。ビフォーアフターで。使用前、使用後といった感じになります。

全てプロファイル補正しただけの撮って出し。明るさや色はなにもいじっていません。

※今から載せる写真は真ん中のバーを←と→に動かすことで比較できます。

←スライドできます→
←スライドできます→
←スライドできます→
←スライドできます→
←スライドできます→
←スライドできます→

↑の写真をLightroomでシャドウを+100にしてみました↓

←スライドできます→

編集する際の余裕が全然違うんですよね。

元素材の段階で優秀といいますか、シャドウを持ち上げる時にノイズが乗りにくいんですよね。

ハーフNDフィルターは手持ちでも使える。

望遠の画角のものは全てハーフNDを手持ちで撮っています。

広角でもたまに手持ちで撮りますね。その場合は自分の手が写らないように気をつけながら隅を持つ。

ホルダーつけるのって結構めんどくさいんですよね。特に旅行中など。

それでも全然十分使えます。太陽部分に減光部分をあてるだけなので。

こんな感じでレンズの前で持っとくだけ。

この状況で撮影したのが↓。元素材の段階で雲の濃淡が表現できている。

←スライドできます→

さっと取り出して装着せずに手持ちでさっと減光。 大きい角型フィルターだからできる技です。

↓一応こういったものも販売されているが、嵩張るし、面倒なので僕はフィルターを裸のまま持っている。


いや、面倒とかではないか。撮影は大好きだけど、可能な範囲で時短して旅も楽しみたいという気持ちですね。

ハーフNDを使ったことによる失敗作

リバース側0.75

空部分が逆に暗くなってしまいました。太陽部分以外ほぼ雲で、明暗差があまりなかったのだろう。

結局空部分を明るくしました↓

リバース0.9。SOFTのほうがよかったかも。

リバース0.9&ストロボ

↑ハーフNDいらなかったかもw もし使うとしてもSOFTという状況

リバース0.9

何か不自然。
地表がいい感じに照らされていて意外と明暗差が少ない時ってあるような気がしていて、このときはまさしくそれだったかなと。
ハーフNDを使うにしてもSOFTのほうがよかったかな。(この時はリバースしか持って行ってなかったw)
リバースを15時頃でも普通に使えると思っていたんですよね。リバースは太陽が地平線付近専用だと思った方がいいです。

Softを反対にしてReverseのように、Reverseを反対にしてSoftのように使えないのか。

上下反対に取り付けてみる。

つまりこういうことです。↓

だがしかし、それは不可能です。

↓のように境目にフィルターの枠が映り込んでしまいます。

Softをリバースとして使った。

しっかりとWide Reverseのリバース側を使うと↓になる。

ですのでレンズ部分をしっかりフィルターが覆っている必要があります。

これより上にあげてはフィルター枠が映り込んでしまいます。

そんなこと当たり前だろ!と思われた方はすみませんw

SOFT反対向き。

↑このようにしっかりと下まで下げれば

こういった下半分を減光といったことは可能

↑の写真をみるとSOFTは本当自然な減光ですね。

下半分を暗くしたいって状況はあまりないかもしれませんが、例えば星空撮影で地表が夜景などで明るい時に使えますね。

何故Dual PurposeとWide Reverseがおすすめなのか。

ここまで読むと大体わかっていただいたんじゃないかと思います。Dual PurposeWide Reverseは使い勝手が良すぎるんですよね。野球でいったらピッチャーもバッターもできる大谷翔平です。

SOFTにもREVERSEにもなれるのでどんな状況でも対応しやすいです。特に150mm用のWide Reverseは0.75という減光量がちょうどよすぎる。

基本的にハーフNDは普通のNDと違って大は小を兼ねません。何故なら減光が強すぎると不自然になってしまうから。

減光が弱い場合は、使わないよりかはマシだからなんとかシャドウが生き残っていたりする。

0.75がどれだけ自然に減光できるかは↓が物語っている。

ご覧の通り、この場合だとリバースが適している。

カメラのダイナミックレンジの性能よりも、ハーフNDの有無の差の方がでかいと思います。

ハーフNDを使ったマイクロフォーサーズ機>フルサイズのハーフNDなし
イメージ的には平坦な道を行く1000ccヴィッツが坂道上りの3000ccクラウンよりも有利。
みたいな感じですかね。

もちろんハーフND使える環境は限られますが。

Dual PurposeとWide Reverseのデメリットは実質ない

一方これら2つのフィルターのデメリットとしてあげられるのは、特に縦構図では減光範囲が足らないのではないか?という心配。

それも実際にはほぼ心配無用だ。

これを見ていただくと、超広角でWide Reverseを使ったとしても十分な減光範囲を確保していることがおわかり頂けると思います。

まとめ

風景撮影のクオリティをかなりあげてくれるし、実際出てきた写真を見た時に感動します。

逆光撮影は、撮って出しでは白飛び黒潰れが当たり前でしたので。

ハーフNDフィルターを使うためには角型フィルターを使う必要があり、金額もサイズも大きくなってしまいますが、それを踏まえても使いたくなる良さがあります。

僕はDual Purposeに加えてスタンダードセットを購入しました。
セットになっていて、少しお得なのでこちらもおすすめです。

ND64とND1000はかなり使いますね。
もし出目金レンズで使用しない方は、角型ホルダーシステムは絶対に必要ってわけではありませんので、丸型NDフィルター+角型ハーフND(手持ち)で僕なら運用しますね〜。

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