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{2022年最新}Lightroomで天の川を目立たせる星空写真のRAW現像方法

みなさんこんにちは。

Lightroomで天の川が写った星空の写真をRAW現像する際に天の川部分を強調する方法は色々あると思います。

今回は僕が実際にやっている現像方法を紹介したいと思いますので、参考にして頂けたら幸いです。

↓薄い部分の天の川でも強調できるようになります!

←スライドできます→

※本記事で出てくるLightroomでの作業写真は2021 年 10 月リリース(バージョン 11.0)以降のUIで解説しています。

(2022/01/20現在最新)

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Lightroomで天の川を目立たせる星空写真のRAW現像方法。

では早速Lightroomで取り込んでいきます。

プロファイル補正を適用

「色収差を除去」「プロファイル補正」にチェックを入れる

「色収差を除去」と「プロファイル補正を使用」にチェックを入れるだけです。

ヒストグラムの山が←に寄っていますが、結果的には大丈夫でした。

なるべく中心に近い方が基本で理想とされていますが、そうなると光害部分の多くが白飛びしてしまい、そこにあるはずの星が写りにくくなる気がしますね。

以前検証しましたが、明らかな露出不足でない限りISO上げるのと、現像で明るさを上げた時のノイズ量は変わらなかったです。

撮影時にISOを上げた場合と編集で露光量をあげた場合でノイズの量は変わるのか。
ISOを上げるとノイズが増えるのはご存知ですよね。そして、編集で露光量を上げ、暗い写真を明るくしたときにもノイズが出ますよね。基本は現地でシャッタースピードやF値でISOを抑えながら適正露出で撮るのが一番ですが、どうしても光が足らない環...

赤道儀を使いISOをあげなくて済むのであれば、ヒストグラムの山が真ん中に来るのを目指した方が無難ですね。

ホワイトバランスなど基本的な調整をする。

ホワイトバランスなど基本的な調整

状況や好みにもよりますが、今回は上の写真のように調整しました。

①ホワイトバランスを青に
②色被り補正を紫に階調は自動補正
③外観はかすみの除去を若干あげ、明瞭度を大幅にあげています。

これだけで形になってきましたね。

円形グラデーションを天の川部分に設置

円形グラデーションは最強の部分調整機能です。僕は多用しています。


赤丸で囲った部分を押し「円形グラデーション」を押すと設置できるようになります。

↑の写真のように天の川より大きめに設置しています。

ぼかしは100にしておきましょう。

ぼかしとは?
円形グラデーションの中心に行くにつれてなだらかに効果をかけることができます。数値が高いほどなだらかになり、効果がかかっているところとかかっていないところの境界線が目立たなくなる。

そしてこのような調整をかけました。このように初めに天の川全体を調整しておくほうが後々調整がかけやすい。

この時点で天の川があぶりでてきました。

ここからもっと細かく部分的に調整をかけていきます。

②個目以上円形グラデーションを設置する場合は
「新しいマスクを作成」→「円形グラデーション」

円を小さくして部分補正。

同じようにして他の天の川部分にも小さめの円形グラデーションを設置していきます。

このときにマスクの複製をすると手間が省けます。

マスクの複製とは?
マスク(今回で言えば円形グラデーション)をコピーして同じ効果を持つマスクがもう一つ増やせます。

マスクを複製を選択することで複製できる。

 

複製する場合は円形グラデーションを複製するよりかはマスクを複製することをお勧めします。

円形グラデーションを複製してしまうと、元となる円形グラデーションと全く同じ調整しかできませんが、マスクを複製する場合は、複製後のマスクを自由に調整をすることが可能になるからです。

輝度範囲指定をすると更に細かく天の川部分を指定することが可能になります。

輝度範囲指定の方法


輝度範囲指定は←にいくほど暗い部分、→にいくほど明るい部分だけを指定して調整できるようになる。

光害部分に円形グラデーションを設置

光害部分に設置し、露光量を下げる。※この際に色がおかしくなった場合はホワイトバランスを調整しましょう。

光害の原因は車のヘッドライト、街灯、建物の光などで、全て人工的な光です。

天の川は南東の空に見えますので、南東に都市灯りがあるような場所はあまり適していません。

上記の点を踏まえ撮影地をチョイスし、光害を少なく抑えた写真を撮りましょう。

光害部分は白飛びして色情報を失っている場合があり、露光量を下げすぎると灰色になったりして、不自然になる場合がありますので、やりすぎないようにしましょう。


不自然になっているかどうかのチェックは左上のサムネイルを見た方が、ふかん的に全体の印象を見れるのでわかりやすいです。


↑のように光害部分に減光したくないような被写体(今回で言えば人)が含まれている場合

減算→ブラシ

なぞると適用範囲から外すことができます。

もし誤って消してはいけない部分を消してしまった場合はoptionを押しながらなぞると再び追加できます。(Windowsの場合はoptionではなくalt)

最後に微調整


最後に全体を見て微調整します。

 今回は↓のように微調整しました。

・露光量を 1.5 → 0.75 (明るすぎた)

・テクスチャ0 → -13 (星がうるさすぎた)

※このあたりはお好みで

完成

結局これだけの円形グラデーでションを設置しましたw

↓完成

↓別バージョン


↑は円形グラデーションを使い天の川部分のかすみの除去を上げ引き締めてからハイライトと白レベルMAX。
それでも足らないので露光量を上げるとできました^^!

※星写真に限った話ではありませんが、もし、かすみの除去や明瞭度を上げた時にゴリゴリになりすぎて、全体的に見てて疲れる写真になった際は、状況に応じてテクスチャやコントラストを下げてバランスをとることをお勧めします。

ちなみに今回の写真は星にピントをあわせていて、バイク部分はピンボケとなっています。

もし全体的にピントを合わせたい場合は合成をする必要があります。
星空撮影はとても暗い状況なのでF値開放での撮影が基本となるからです。

Photoshopでレイヤーマスク合成する方法
みなさんこんにちは。合成と聞くと抵抗感がある方もいらっしゃるかもしれませんが、実際に身近な写真でも使われていて、蛍、花火、星のグルグルなどの写真では比較明合成という合成方法が使われています。今回はPhotoshopでレイヤーマスクを使っ...

こちらの記事で星部分と前景部分を合成する方法について解説していますのでぜひ♪

以上です!

今回使用したRaw現像ソフト

レタッチやRAW現像に関する記事。超簡単に写真の出来栄えを一段階上げる「オートン効果」「ティール&オレンジ」写真をシネマティックな色にするLightroomでカラーグレーディング。色使いで写真の雰囲気が変わる!!Photoshopで写真にレターボックス(黒枠)をつける方法。Lightroomで天の川を目立たせる星空写真のRAW現像方法。⇦本記事

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