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Leofotoの三脚 LS-365C&ギア雲台 G4をレビュー。コンパクトさと強度を両立した三脚!!

みなさんこんにちは。

LeofotoのLS365C(三脚)とG4(雲台)購入してから8ヶ月経ちましたのでレビューしたいと思います。

もしギア雲台がわからない方はこちらをご覧ください。

雲台とは?種類と選び方、用途別におすすめを紹介。
みなさんこんにちは。 雲台の種類と、用途に応じた選び方について解説します。 特にこだわりがない方には、自由雲台がおすすめです。 雲台とは、三脚の上の部分 三脚は脚の部分を指し、雲台とは三脚の上に位置する、カメラを固定する...

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Leofotoとは?

ここ最近頭角を表し始めた中国の三脚メーカー。
Leofoto自体は2014年に設立されましたが、それ以前に10年以上OEMで三脚製作をしていたそうです。

安価な三脚のパーツは鋳造で製造されることが多いですが、LeofotoはCNC旋盤で製造でされています。

鋳造製造のイメージ

鋳造とは
材料を熱で溶かして液体にし、その液体を型にはめ込み、そのまま冷えて固まり部品完成!といった感じです。

わかりやすく例えると、たい焼き機やたこ焼き機を想像してください。
たい焼きの型がありそこに液体を流し込み固形にする。

この方法だと安価に大量生産が可能な一方、製品によってバラつきが発生してしまったり液体を流し込んだときに気泡も入ってしまうので強度が低下してしまうのです。

LeofotoのCNC旋盤の場合、完成後の形や大きさなどをあらかじめプログラムしコンピューター制御によって、素材が固形のまま削り出しが行われます。
これによって強度が保たれ、品質のばらつきも少なくなります。

しぶ 花子
しぶ 花子

Leofotoはかなり品質にこだわりを持って三脚を製造しているんだね!

渋たか 太郎
渋たか 太郎

そのとおり。実際にLeofotoはプロへ向けて作ってると言ってるよ

Leofotoの三脚の価格は、高級三脚ブランドのGITZOに比べると1/2~1/3の価格です。

GITZOの三脚が欲しいけど金額的にちょっと・・・というハイアマチュアの方にはとてもいい選択肢なんじゃないかなと思います。

スペック

LS-365cのスペックや特徴

品名の「365」は36mmの5段ということです。

他の商品もそのような商品名表記になっており、径と段かなりわかりやすくなっている。

全伸長
1,835mm
伸長
1,520mm
最低高
80mm
収納高
480mm
段数
5
耐荷重
20kg
重量
パイプ径
36/32/28/25/22mm
材質
10層カーボン
1,770g

⇦からLS-365c、ベルボン シェルパ635、マンフロットエレメント、Fotopro DIGI-204

LS365Cはセンターポール取り外し式のため、畳んだときに29mm径のシェルパよりも細いです。

 
  •  5段なので収納高480mmと短い
    航空機に持ち込めるのは600mm以下なので、LS365Cはクリア
  •  パイプ径が36mmなので5段でも耐荷重が20KGと安定
  • センターポール取り外し式のため、畳んだときに細くコンパクト

ちなみに品名の「LS」とはLeofotoの三脚のラインナップであるレンジャーシリーズの略で、このモデルはコンパクトさと剛性を兼ね備えてます。

ネットでのレビューなどを見る限り人気なのは圧倒的にLSシリーズですね。

G4のスペックや特徴

高さ
108mm
ベース径
60mm
素材
超々ジュラルミン
カメラ取付ネジ
UNC 1/4″
三脚取付ネジ
UNC 3/8″-16
付属プレート型番
NP-60
耐荷重量
20kg
重量
690g

あまり馴染みのないギア雲台。
中々の重量になっているがこれでもまだ軽い方で、ギア雲台は1kgといったのが当たり前の世界です。

同じLeofotoさんのギア雲台でG2というモデルがあり、それであれば半分の重量ですが、G2はそのままだとかなり使い勝手が悪いので、別に自由雲台などを取り付ける必要があります。

そうなると重量でのメリットはないなという印象でしたのでG4にしました!

LS-364C,LS-324C,LS-323Cと比較

 LS365CLS364CLS324CLS323C
希望商売価格60093円55000円49500円35647円
全伸長1835mm1800mm1625mm1835mm
伸長1520mm1480mm1305mm1520mm
最低高80mm80mm85mm95mm
収納高480mm540mm485mm650mm
段数5443
耐荷重20kg25kg15kg20kg
重量1770g1770g13901520g
36/32/28/25/22mm36/32/28/25mm32/28/25/22mm32/28/25mm
比較して気づいた点まとめ

  • 365Cから最上段の36mm径パイプを省くと、324の仕様になります
    (32mm/28mm/25mm/22mm)
  • 365Cは最下段を出さなければ324Cの完全上位互換
  • 365Cの最下段を出さなければ364Cと同じ径となる
    その場合、365Cも耐荷重25kgと思ってよさそう

ちなみに僕は身長170cmですが、よほど高さが必要に感じるとき以外、最下段を出さずに安定性を確保しています。

以上のことから、太くて段数が多いLS365Cは、汎用性を持った三脚であると考えてます。

では「収納高が大きすぎる323Cを選ぶ価値はないのか」というとそういうわけではなく、圧倒的な価格の安さとなっています。

それに、3段三脚って収納高さえ気にならなければかなり使いやすいんですよね。安定しますし、組み立て収納の手間が少ないです。

付属品や外観

LS-365C

フックは撮影するの忘れていて、あとから合成してます。

・三脚本体
・説明書
・石突
・センターポール
・六角
・ケース
・フック

ちなみにこのケースは余裕を持たせた作りになっておりG4を装着した状態で三脚を収納することができました。自由雲台なら大体は入ると思います。

センターポール専用のスペースもあり


おぉー非常にかっこいいと思います。
Leofotoのロゴが結構大きいので、気になる方がいらっしゃるかも?

3/8の状態ですが、ネジの外側だけ伸縮するようにできていまして、縮めると1/4モードになる。

雲台接続部のネジは1/4と3/8両対応です。

裏面に1/4の雌ネジあり。付属品のフックはここに取り付ける。

錘用のフックは非常に便利。
だけど少しチープなのと、固定されずにブラブラする仕様。常時つけっぱなしにするとゆらゆら揺れて少し気を遣う。ブレの原因にもなりそうですしね。

通常はカラビナを取り外しネジだけ差し込んでおいて、必要な際にすぐにカラビナを取りつけれる状態にしとくというのもありだと思います。

側面に1/4の雌ネジを装備

ここは外部パーツを固定するのに使うらしい。(スマホホルダーなど)

日本製10層カーボンの質感

脚は取り外し可能
石突は差し替える仕様。割とめんどくさい。

ベルボンの可変石突セットにしようか迷っていますw
ゴムとアルミが自在に変更できるのでこちらだとかなり便利ですね。

85°。最低高は脅威の8cm。

55°

23°

EV取り付け、伸縮の有無

筆者の身長は170cm。ダル着ジャングルですみません。

センターポールを持ち歩いたことは一度もありません。
僕の身長(しんちょう)だと伸長(しんちょう)だけで事足ります。

・・・

はい。

そういう意味でもセンターポールをつけない前提の仕様のレンジャーシリーズは僕に合っていますね。

G4

G4(雲台本体)
NP-60(アルカスイスプレート)
説明書

あ、あと六角もあったような気がします。

思ったよりプレートが小さかったですね。Lブラケットを使っていますので、こちらのプレートは自宅謹慎です。

もちろんプレートは指で回せる仕様になっている。

では雲台

内部のギア部分がかろうじて見える

LS365cの付属品を使って六角を回すと

クランプが外れますのでお好きなクランプに変更可能

実際のG4の動きや挙動についてはこちらの記事で動く写真でわかりやすく紹介してます。

使用した感想

買って良かった!

三脚雲台ともに大満足です。

合わせて10万円ちょい、自分にとっては決して安い金額ではありませんでしたが、三脚って頻繁に買い替えるものでもないので、少し背伸びをしましたw

自分の使用環境で言いますと、フルサイズa7Riiiと24-70mmF2.8 DG DNなどを載せて雲台の重量も考慮して、ざっと2170gになります。
それでもまだまだ余裕がある感じです。

角形フィルターシステムを搭載することもある。

36mmにもなるとかなり太い。

ギア雲台G4もかなり使っていて、風景に物撮りにと大活躍です。些細な構図のズレが致命的になる風景や物撮り。固定された状態で微調整が可能なのはものすごいアドバンテージですね。
もう手放せないものになってます。

LS-365C+G4 超望遠600mm(2.1kg)のレンズでブレチェック

LS-365C+G4にシグマ150-600mm DG DNを搭載し、ブレのチェックを行いましたーー!

150-600mmDG DN2.1kg+a7Riii 700g

状況は↑の写真の通り。
セルフタイマーは5秒で撮影していますので、シャッターでの手ブレもさすがに収束してると思われます。

それではみていきましょう!

シャッタースピード5秒でかなりブレて「なんじゃこりゃ!?」と思っていましたが、レンズの手ぶれ補正がONになっていました。

なるほど!そう。三脚に載せて撮るときは手ぶれ補正はOFFにしないといけないんですね。

今まで広角や標準ズームではボディ内手ぶれ補正ONにしたまま三脚で撮影していることもありまして、そこまで影響はないイメージだったんですが、望遠レンズのレンズ内手ぶれ補正ではONにしているとかなりブレるんですね。

仕切り直し!

先程のままではわかりにくいので拡大します。

F6.3 SS0.4秒

F6.3 SS1

F9 SS2

F13 SS4

F16 SS6

F8 SS30 ND2枚重ね。

全てND64を使って撮っていますが、SS30秒のものはND16も重ね付けしているため解像度低下もあるかもしれません。
F値も若干異なっていますのでブレのチェックだけお願いします。

SS2秒のときが一番ブレていませんね。

撮影時、風が吹いたり弱まったりしてましたが、SS2秒の時に風が少し弱まったのかと思います。

風の影響をかなり受けるんだなと思いました。超望遠の宿命かもしれませんね。

風のない状況で他社雲台と比較したものがこちらになります。

600mmSS8秒

600mmSS15秒

600mmSS30秒

ちなみにこちらの雲台の比較で使用した三脚はLS365Cではなく、ベルボンシェルパ635iiを使用してます。

iiはもう販売されていないっぽいのでiiiのリンク貼っときます。

こちらはすべて全く風のない同じ条件でF14で撮影していますので、少しは参考になるんじゃないかなと思います。

少し後悔している点

少し後悔していることもあります。

それはLS-365Cを買うお金に1万円足すとLS-284CLS-323Cを二つ買えてしまう点です。

LS365CLS323CLS284C
実売価格49500円25,800円32,670円
重量1770g1520g1120g

LS-365Cはとても良い三脚ですが、1,77KGあります。
ギア雲台も合わせると、2.46kgですね。

ここまでくるといくらコンパクトな5段でも重量は関係なくのしかかります。

一方LS-284Cは1120gでコンパクトな上に軽量です。

つまり、

車移動LS323C
徒歩移動LS284C

といった使い方ができるのです。

というわけでLS-284CLS-323Cを二つ買うのもいい選択だと思いました。

まとめ

全体的には非常に満足していて、Leofotoの三脚は軽さ・価格・剛性の面で非常にバランスがよく、ベストバイの三脚であると感じました。

フルサイズカメラとレンズを載せても安定していて、航空機に持ち込むことができるので非常に汎用性の高い三脚です。

三脚の進化は遅く、数十年使えることを加味するとむしろ安いくらいだと思います。

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