こんにちは渋たかです。
M1 MacBookPRO 13インチを使った時のLightroomでの各動作の速度を測りましたので是非最後までご覧ください。
以下が結論になります。
たとえ、M1 macbook 13インチ 2020モデルでも快適にRAW現像することが可能です。
M1 MacBookPro Lightroomでの各種速度
M1 MACBOOKのスペックはメモリ16GB ストレージ1TB 13インチの 2020年モデルです。
PCの性能ももちろん重要ですが、Lightroomではカタログの管理方法で使用感がかなり変わります。
写真表示速度
カタログをSSDに置いたときとHDDに置いたときで、比べました。
※すべての状況でこのようになるとは限りませんので、参考程度にお願いします。
↓は元写真がHDDにある写真Ver
↓は元写真がSSDにあるVer
4000×6000は2400万画素の写真で、5304×7952は4200万画素の写真です。
まとめ
- 写真もカタログもSSDにあるのが一番いいはずですが、今回はなぜか一瞬カクつきましたので状況にもよるかも。
- SSDに元写真があっても、HDDにカタログがあればモッサリ。
- HDDに元写真があっても、SSDにカタログがあればサクサク。
ちなみにカタログとプレビューのデータ量は↓のような感じ。
2万枚くらい写真があり、キャッシュ(プレビュー)は標準サイズで生成しています。
カタログファイルには現像設定、撮影データなどLightroomで管理するためのデータが全て入ってますので、頻繁に読み書きします。
ですので、さすがに数十GBにもなったカタログやプレビューをHDDに置くのは荷が重いということです。SSDに置きましょう。
しっかりとカタログを細く分ければ、HDDにカタログがあってもサクサクになりますが、手間なので僕はカタログは一つです・・
書き出し速度
読み込み速度はカタログがSSDにあることが重要でしたが、書き込み速度は元写真がSSDにあることが重要ということがわかりました。
HDDにカタログを置いて、画素数ごとに書き出し時間を計測
HDDにあるRAW写真を100枚
JPEG最高画質で書き出した時の速度
HDDへJPG書き出し | SSDへJPG書き出し | |
---|---|---|
GK7MK2(1600万画素) | 3分01秒 | 3分07秒 |
a7iii(2400万画素) | 4分42秒 | 4分26秒 |
a7Riii(4200万画素) | 10分28秒 | 9分44秒 |
SSDにあるRAW写真を100枚
JPEG最高画質で書き出した時の速度
HDDへJPG書き出し | SSDへJPG書き出し | |
---|---|---|
GK7MK2(1600万画素) | 1分20秒 | 1分31秒 |
a7iii(2400万画素) | 2分4秒 | 2分14秒 |
a7Riii(4200万画素) | 5分43秒 | 5分22秒 |
書き出す際は、SSDに写真がある方が圧倒的に速いですね。
ただ、HDDへ書き出すか、SSDに書き出すかは、影響がありませんでした。
SSDにカタログを置いたときの書き出し速度は微増
先程とは違う写真のRAW写真93枚をJPG最高画質に書き出したときの速度を比較していきます。
ここまではすべて、
HDD = toshibaのポータブルHDD
SSD = mac内蔵SSD
で話を進めてきましたが、今からは据え置きHDDとポータブルSSDも加えます。
ポータブルHDDにカタログ | 内蔵SSDにカタログ | |
---|---|---|
ポータブルHDDにある写真 | 3分50秒 | 3分10秒 |
据え置きHDDにある写真 | 1分55秒 | 2分8秒 |
ポータブルSSDにある写真 | 1分45秒 | 1分46秒 |
MAC内蔵SSDにある写真 | 1分40秒 | 1分30秒 |
書き出し速度は多少ばらつきがあるので、2回計って平均を取りました。
据え置きとかポータブルっていうのは以下です。
TOSHIBAポータブルHDD | SANDISK ポータブルSSD | WD 据え置きHDD | mac内蔵SSD | |
---|---|---|---|---|
製品名 | HD-TPA4U3-B/N | SDSSDE61-1T00-GH25 | WD60EZAZ-EC | Macintosh HD |
実測読み込み速度 | 81MB/S | 631MB/S | 206MB/S | 3496MB/S |
実測書き込み速度 | 121MB/S | 618MB/S | 196MB/S | 3052MB/S |
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このように、据え置きのほうが読み書き速度が速くなる傾向があります。
据え置きは↓のようなスタンドを買う必要があります。
HDD自体の価格がポータブルより安いので、スタンドを買っても長期的には安いですね。おまけに、2枚挿せるんでもう1枚を自動バックアップソフトでバックアップすればNASいらず。
このあたりはまた記事にします。
カタログの場所も書き込み速度に多少影響していることがわかりますが、写真がどこにあるかが一番影響大ですね。
ただ、僕はこの結果を踏まえても写真をHDDに置きます。書き出し中は別のことをしておけばいいので、あまり気にしていません。
RAW現像用のm1 MACBOOKを検討されている方へ
airではなくPROがおすすめ。
当時の価格は air 115280円 , PRO 148280円
現在の価格は air 134800円 ,PRO appstore販売なし。
当時の価格でairとProの価格差は33000円です。
まず前提として、m1チップが省電力、高パフォーマンスというのは事実です。自分が別で使っているゲーミングノートLegion 570iよりファンが回る頻度は少ない。
ただ、個人的には、MacbookをRAW現像用に購入を検討されている方はAirではなくPROをお勧めします。
書き込み中にファンが回るほど熱くなるからです。特に、ポータブルの外付けストレージを使う場合であれば、PCから電源を取ることになるので熱を持ちやすいです。
編集中でも、大きいサイズのRAWファイルでヒストリーがいっぱい残るようなスポット編集などをしていると、ファンが回り出すことは普通にあります。
Airはファンレスなことがメリットとして考えられていますが、僕はデメリットだと思います。
PROですら熱くなりファンが回りますので、「Airだともっとひどいのか・・」と思ってしまいます。
というよりか、Airは熱が発生した際に性能を落として更なる熱発生を抑えるようです。
こんな方にはAirがおすすめ
- 外出用、サブ機での運用。(Proより軽い。110gしか変わらんが。)
- 価格を抑えたい方。(Proより安い。)
- 新品で買いたい方
こんな方にはPROがおすすめ
- 中古でもいい方(現在appstoreで販売なし)
- 自宅中心でたまに外
どちらも共通するメリットとしては13インチなので持ち運びが容易なことです。
自宅では外部ディスプレイにつなげればいいだけなので、個人的に13インチのPCは好きです。
15.6インチのLegion570iというwindowsゲーミングノートも使っていますが、日常使いから写真編集まで、もっぱらm1 macbook pro13インチで行っています。
メモリは絶対16GBをチョイスしないといけない。
↓の写真はLightroomを開く前と開いて写真を表示させている時のメモリ使用状況ビフォーアフター
Lightroomはかなりメモリをくうソフトなので16GBメモリを選択しましょう。
LightroomはPhotoshopとの連携がスムーズですが、そうなると2つのアプリを同時に立ち上げている状況になります。
僕はブログに載せる写真を編集するために、Lightroom&Photoshopを立ち上げることが頻繁にあります。その状態でPhotoshopで割と重めの編集(レイヤーを何層も重ねる)などをしていると重くなります。
ここまでの編集をする方はあまりいないのかなとも思いますが、やはりメモリは必須だなと思います。
予算が限られている方へ
今m1を検討されている方は、安く抑えたい方だと思います。
① airの16GBメモリ
② PROの8GBメモリ
もし↑の2つで迷うのであれば、絶対①のほうがおすすめです。それくらいメモリは重要です。airもPROもcpuは同じなので。
とはいえ、2022年現在、m1 macbook PRO 13インチ新品で販売されていないんで、中古になりますね。
予算が限られているなら、ストレージに関しては256GBでも大丈夫です。
Macbookのスペックを盛るより、外部SSDを買うほうが安いんですよね。(内蔵SSDほどの速度は出ないが、500MB/Sは超えるので実用上十分)
アプリを大量にインストールしたいのであれば、512GBあったほうが安心ではあります。基本的にはアプリは内蔵SSDに置くことになるので。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
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