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スーパー解像度とは?使い方と前後の解像感の比較検証。{photoshop,Lightroom}

みなさんこんにちは。

Adobeの写真編集ソフトであるphotoshopとLightroomで最近、スーパー解像度という機能が実装されました。

今回はスーパー解像度の概要使い方適用前後の解像感比較をしていきたいと思います。

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スーパー解像度とは

スーパー解像度とはピクセルをさらに細かくして、RAWやJPGなどの写真のサイズを縦2倍横2倍、解像度4倍にしてくれる機能のことです。

例えば緑の葉っぱを最大限拡大するとこのように四角の形をしたピクセルが現れる

↑のような色情報を持ったピクセルが大量にあつまり、一つの写真になっています。

スーパー解像度はAdobe渾身のAI技術が使われていて、ピクセルが持つ色情報をさらに細かく予想し、そのAIによって予想されたピクセルを新しく作成することによって結果的に写真を大きくすることができます
すなわち、解像感がアップします。

わかりやすく例えると
1000ピースのパズルを4000ピースにするようなもの。
その増えた3000ピースの情報は、さらに大きい原画を参考にするのではなく、周辺のピースを参考にしてAIにより予想されてできたピースです。

ファイルサイズは4倍〜7倍まで膨れ上がれます。

解像度が4倍になりますが、解像度=解像感ではありません。


解像度
写真の大きさのことで、数字で表すことができます。


解像感
どれだけシャープに見えるか、精細に表現されているかのことで、人によって見方が変わります。

JPGファイルでスーパー解像度を使用した場合

こちらのJPGファイルの真ん中下部分を拡大して比較します。
←スライドできます→


→がスーパー解像度適用後です。

それなりの効果があることがわかります。
こちらマイクロフォーサーズで撮影した写真のため、少しノイズが多いですが、そのノイズもくっきりさせてしまう感じはあります。

ちなみに、JPGのファイルをスーパー解像度で強化するとDNGというAdobeソフトで取り扱われるRAWファイルで出力されます。

それに伴いファイルサイズが大きくなるのですが、
先程の写真の場合、
7.4MB(JPG)204MB(DNG)となり
204MB(DNG)33.8MB(JPG書き出し後)になりました。

JPG同士で比較すると7.4MB⇨33.8MBなので4.56倍にファイルサイズが増大していることがわかります。

続いてはRAWファイルをスーパー解像度適用したときの比較をします。

RAWファイルでスーパー解像度を使用した場合

RAWは使用される方も多いと思いますので3つ作例をのせます。

全体写真(180mm+1.5倍クロップ)
←スライドできます→


若干解像感が増してますね。木の方が違いがわかりやすいですね。

全体写真(180mm+1.5倍クロップ)
←スライドできます→


あれ?あまりかわらないので、もう少し拡大してみます。
←スライドできます→

ん〜確かによくはなっていますが、あまりかわらないですね。

全体写真
←スライドできます→

ハッキリと違いがわかりますね。

この写真の適用前後ファイルサイズを比較しました。↓

スーパー解像度適用前49.4 MB(RAW)⇨適用後287.9MB(RAW) [ファイルサイズ5.8倍

適用前のRAWをJPGで書き出し11.4MB⇨適用後のRAWをJPGで書き出し33.4MBファイルサイズ2.9倍

このファイルサイズの変化は写真によって違ってきますが、おおよそは記事の冒頭でも申し上げたとおり前後のRAW比較で4〜7倍になりました。

DxO PureRAW+スーパー解像度、ダブルで使うと、元のRAWのサイズから7倍ほどのサイズで完成します。

※ちなみにDxOPureRAWはRAWのままノイズを除去してくれる、めちゃくちゃすごいソフトです。

参考までに2420万画素と4240万画素の解像感の比較を載せます

←スライドできます→


ハッキリと違いがわかりますね。画素数が1.75倍でこれくらいの差です。

スーパー解像度の使い方

2021年3月にphotoshopでスーパー解像度が使用可能になり、同年6月にはLightroomでも使用可能になりました。

photoshopを使用してスーパー解像度を適用したい場合

RAWの場合

読み込む方法は2つあります。

Finderから開く場合

読み込みたいファイルを右クリック

このアプリケーションで開く

photoshopを選択。

CameraRAWが起動する。

写真を右クリック

強化を押す

スーパー解像度を選択

強化を押し数秒待てば完成

Finderから開く場合
photoshopから開く場合

一番上のツールバーのファイルを押す。

開くを押す。

読み込みたいファイルを選択し開くを押す。

CameraRAWが開くのであとは先ほどと同じ。

Finderから開く場合

JPGの場合

先程のとおりスーパー解像度はCameraRAWの機能を使うのですが、JPGの場合はそのまま開くとCameraRAWは起動しませんので、少し違う方法での開き方になります。

簡単ですのでご安心ください。

上のツールバーのファイルを押し、開くを押す
形式のJPEGというところを押す
JPEG→CameraRAWにする。

そして、開くを押すとCameraRAWでJPGが開けるようになるので、あとは先ほどと同じ要領で右クリック→強化→スーパー解像度→強化で完成。

RAWでは一回の強化しかできないですが、JPGに書き出したあとのデータなら何回も強化することが可能です。
そのため、何回も強化するとどうなるかという検証をされている方がいらっしゃいましたが、結果は二回目以降は不自然になりノイズも目立ち始めるので1回で十分との結論でした。

Lightroomを使用してスーパー解像度を適用したい場合

写真がLightroomに取り込まれていること前提でお話します。
ライブラリ画面、現像画面どちらでもかまいませんので
スーパー解像度を適用させたい写真を右クリック

そして、強化 → スーパー解像度 → 強化で完成です。

まとめ

今回の作例での結果では鳥には効果が薄いと感じました。

周辺の木はハッキリと解像感があがっていましたが、動物の羽毛は細かくて複雑でAIの力でも難しいのでしょうか。

そして、夜景での看板の文字もかなり違いが見受けられました。

主観的な予想

①動物の羽毛など複雑な被写体に対しては1.1~1.3倍くらいの効果
例えば1000万画素のカメラなら1100〜1300万画素の解像感で撮れるイメージ

②そこまで複雑ではない背景に対しては1.5倍〜1.8倍くらいの効果
例えば1000万画素の場合1500〜1800万画素の解像感で撮れるようなイメージ。

拡大してはじめてわかる差であり、拡大しない方にはファイル容量が大きくなる側面があるので使用しない方がいいかなと思いました。

気にいった写真にだけ使用するのが良いと思います。

高感度耐性重視の画素数の低いカメラを使っていて、「トリミングしたい」「写真を大きく引き伸ばしたい」という方には力強い味方になると思います。

Lightroomで現像する人にとっては超簡単にスーパー解像度が使えるようになりましたので、今回のアップデートでかなり実用的な機能ができたなと思います。

みなさんも一度使用してみてくださいね^^

今回使用したソフト

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