みなさんこんにちは。
UHS-iiとはUHS-iの約3倍の読み書き速度を誇るSDカードのことですが、実際どれだけの違いが出るのかを比較してみます。
Transcend 64 GB uhs-i
SanDisk 128GB UHS-I
キングストン 64GB UHS-II
キングストン 128 GB UHS-II
ついでに以下の3つを加えて速度を比較していきます。
東芝 4TB ポータブルHDD
M1 macbook 内蔵SSD
SanDisk SSD 外付け 1TB
AmorphousDiskMarkというソフトを使って速度を比較しました。
早速ですが↓のようになりました。
UHS-iiの読み書き速度はUHS-iより高速になっていることが確認できました。
特に書き込み速度に違いが出ていて、デジタルカメラで使用する際に非常に優位になる。
SandiskのSSDは1000mb前後出るはずなのですが、今回計測で使用したM1 Macは、どうやら外付けSSDとの相性が悪いみたいです。
SEQ1Mはシーケンシャルアクセス
RND4Kはランダムアクセス を表しています。
写真や動画など大きなファイルへのアクセス
ランダムアクセスとは
アプリやソフトなどシステム面での細かいアクセス
つまり、デジカメやスマホではシーケンシャルアクセスだけを見ておけばOKです。
そのためか、SDカードはランダムアクセスは割り切った性能になっています。
Read(読み込み速度)
Write(書き込み速度)
写真や動画を鑑賞する時は読み込み、実際に撮影するときやデータを移動するといったときには書き込みになります。
近年スマホで撮影される方も多いと思いますが、ファイル容量がデジカメに比べて少ない上に連写することも少ないので読み込み速度を重視しましょう。
例えば高画素一眼カメラで撮影した写真をスマホで見るといった場合、SDカードの読み込み速度が遅いと、サムネイルがなかなか表示されないなど、かなりストレスを溜めることになります。
デジタルカメラはシーケンシャルアクセスの書き込み速度が重要
設定やカメラにもよりますがデジタルカメラから生成される写真や動画は大容量です。書き込み速度が速くないと連写や4K動画を撮影するにあたり支障が出る。
UHS-iiの速度を活かすには機器もUHS-iiに対応している必要がある。
例えばデジタルカメラですと、UHS-iiに対応しているカメラは中〜上位機種になります。
読み込む際も同じで、UHS-iiに対応したSDカードを読み込む場合、リーダー側もUHS-iiに対応している必要があります。
※スマホはほとんどUHS-iiには対応していないと思われます。UHS-iでなるべく高速のSDカードをチョイスしましょう。
あなたが使っているPCのSDポートがUHS-iiに対応しているかを確認した上で、もし対応していない場合は別売りのリーダーを購入する必要がある。
今回のKingstonのSDを購入した場合は、同社の1500円相当のUHS-iiカードリーダーも付属するので非常に便利です。
それにしても、同じKingstonのSDカードなのに128GBより64GBのほうが書き込み速度が速いですね。
恐らく個体差でしょう。
実際にデジタルカメラでの使用感でどう違いが出る?
4200万画素のa7RiiiでバッファメモリからSDメモリへの書き込み速度の違いです。
それなりに違いがあることがわかります。
というか、4200万画素でRAWファイル連写するならUHS-iiでも厳しいといったところです。
SD (UHS-i) | SD (UHS-ii) | XQD カード | CFexpress (Type B) | CFexpress (Type A) | |
---|---|---|---|---|---|
128GB価格 (執筆時点) | ¥1880 | ¥12970 | ¥14800 | ¥19601 | ¥37800 |
読み込み速度 | 100MB/秒 | 300MB/秒 | 440MB/秒 | 1700MB/秒 | 800MB/秒 |
書き込み速度 | 100MB/秒 | 260MB/秒 | 400MB/秒 | 1500MB/秒 | 700MB/秒 |
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※価格は全て2021/11/14時点での価格です。
このようにUHS-iiより速度が速いメモリーカードは存在します。カメラ側も対応している必要があります。
まとめ
結論としましてはUHS-iiを搭載したSDカードは、UHS-iより確かに高速でした。
デジタルカメラでRAWファイルで連写する方は、カメラが対応している範囲で、なるべく高速のメモリーカードを使用したほうがいいですね。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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