カメラ用三脚の選び方。まずは知っておきたい知識、基本マニュアル

みなさんこんにちは。

三脚を購入、使用するにあたり、まずは知っておきたい知識、基本マニュアルについて解説します。

三脚の関して右も左もわからないという方は最後までお読みいただけると三脚についての知識は十分になります。

他の記事もぜひ。

順番にお読み頂けるとわかりやすいです。

まず仕様を見る前に知っておいて欲しいことが3つあります

①三脚が何故必要なのか。
②EV(エレベーター)
③ロック方式の違い

順に見ていきましょう。

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何故三脚必要なのか。

軽く触れておきますね。そもそもの本質を知っておきましょう!

ブレを抑制する


三脚を使う一番の理由はこれですね。
カメラを固定できますので、光をたくさん取り込むことができます。ということは暗い室内、夜の屋外でも高画質で撮影できます

僕はカメラを始める前はこのことを全く知らずに「何故夜になると全然撮れないのかな〜」と思ってましたw

星、花火、夜景、その他いろいろ

撮れる範囲がかなり広がります。

特に暗い場所において、有るか無いかではとんでもない違いがあります。

構図を固定する。

三脚があればカメラが動きませんので、しっかりとフレーミングすることが可能になります。

またその状態で長時間取れますので、星のぐるぐる写真やタイムラプス等撮れるようになります。

身体の負担の軽減

カメラを持ったまま長時間撮影すると疲れてきますので、三脚に載せることによって身体の負担を軽減することができる。

EV(エレベーター)とは

三脚にはEV(エレベーター)という高さをあげる最終手段が備わっています。EVはセンターポールともいいます。
何故最終兵器かと申しますとEVを使うとかなりブレやすくなるからです。
いや、ほんと急激にブレやすくなります。なのでどうしても高さが足りない時の最終手段だと思ってください。


←のように脚の内側にEVが収納できるモノもあれば→のように脚の上にEVがあるものもある。

そして、EVが別添えで、必要に応じてつけ外すというタイプもあります。

EVがつけ外しできる仕様

このようなタイプです。

脚の内側に収納できるタイプが一番便利だと思います。

しかし、

脚がもう一本増えるのと同じなので、サイズが大きくなる。

最上段の脚の径ですが、←の三脚のパイプ径が36mm、⇨の三脚のパイプ径が29mmなのにも関わらず、内側にEVを収納する⇨のほうが畳んだ時の横幅が大きくなっていると思います。

このあたりは好みがわかれるところです三脚を選ぶ際は是非こういった点にも目を向けてみてください。

次に、ロック方式の違いについて。

ロック方式の違い(ナット式、レバー式)

三脚の脚の長さを固定する方法にはナット式とレバー式があります。

レバー式ナット式
開閉瞬時手間がかかる
サイズ少し嵩張るコンパクト
締め付け強度0か100か締め具合を調節できる。
耐久性緩んでくる可能性があるレバー式よりかは長持ちしやすい。

この表をご覧になれば一目瞭然ですね。

レバー式は現地で瞬時に組み立てれたり、撮影が終了したあとに瞬時に収納できるので本当に楽です。

安価な三脚にはレバー式高価な三脚にはナット式が用いられる傾向があります。

このあたりはお好みでお選びください。

それでは仕様の見方に進みます。

三脚の基本項目(仕様)の見方

メーカーの仕様ページで主に見ていただきたい項目が9つあります。
今回はLeofotoさんの仕様ページを参考にしています。
もしかしたらメーカーさんによって少し違った言い回しになってる可能性もあります。

それでは順に解説します。

全伸長

全伸長

脚を全て伸ばし、EVも限界まで伸ばした状態でどれくらいの長さがあるかということです。

最終手段を使用しMAXに伸ばしたときにこれくらいの高さなんだーという認識で大丈夫です。

暗いところで撮影するわけではなく、構図の固定だったり、身体の負担の軽減だったりが目的で三脚を使うときは気にせずにEV使ってもOKです。

何故なら、EV伸ばしてブレが発生しやすくなったとしても、それは手持ち撮影よりは遥かにマシだからです。そのようなことは明るい環境では全く問題がありません。

伸長

伸長

EVなし、つまり脚だけの長さでどれだけの高さが稼げるかです。

これが本当重要ですね。基本は脚だけで高さを稼ぎたい場面が多いので、非常に重要なスペックになります。

最低高

三脚は脚をほぼ真横に伸ばすことができるのですが、その時の高さです。

この値は低ければ低いほど良いです。それくらいローアングルで撮れるということになりますので。

最低高

収納高

マンフロットのエレメントは足を反対側にたたむことができるため脅威の収納高を実現している。

全てを縮めたときの長さのこと。
どれだけ小さくして持ち運びできるかの指標になる。

飛行機に乗る時は収納高が60cm以下なら機内持ち込みOKなので、三脚を持って飛行機に乗る予定がある方は60cm以下を選びたいところだ。

もし乗らない場合、収納高55cmであろうが65cmであろうがそんなことは誤差の範囲だと個人的には感じます。

だけども、もしリュックのサイドポケットなどに脚をぶち刺して行動する方は、リュックの全長と三脚の収納高を揃えた方がバランスはいいかもしれませんね。

Manfrotto Elementのように収納高32cmなどの驚異的なコンパクトさであれば話は別で、この大きさ(32cm)だとリュックの外に固定どころか、中に入ってしまいますのでかなり便利です。手さげカバンにも入ってしまうような大きさです。

段数

一本の脚に何本脚があるかです。(ん?)
一本の足に何段あるかです。(うん・・ ん?)
語彙力がないw

つまりこういうことです!w
3段、4段、5段   基本的にはこの三通りと思っていただいてOKです。

3段4段5段
収納高長い普通短い
安定性上がる普通下がる
組み立て手間が少ない普通手間が多い

←は36mm5段の三脚、⇨は29mm3段の三脚。なんと最下段でみると29mm3段の三脚の方が太い。

例えば3段と5段を比較した場合
3段の方が一番下の段の脚まで太く設計できるため安定しているが、
持ち運び面では1段あたりの長さが短くできる5段のほうが収納高が短くて良い。

3段の三脚は収納高が長くなりやすいため飛行機持ち込み不可になる可能性が高くなるが、
安定性と組み立ての手間の無さといった点で僕は3段三脚は大好きです。

耐荷重

その三脚がどれだけの重さに耐えうるかを表した数値で「KG」で表記されています。

共通の基準があるわけではなく、メーカーによって様々だ。

例えばベルボンというメーカーで耐荷重3kgの三脚があったとします。

それはスリックというメーカーでは5kgと表記するかもしれないし、レオフォトなら10kgと表記するかもしれない。

オーバーのように思える話ではあるんですが、実際ありえる話です。

だからといってレオフォトの三脚がイケてない!というわけではありません。

耐荷重は参考程度にとらえましょうということです。

重量

言わずもがな、三脚の重さになるわけですが、それは雲台込みの数値なのかは要チェックです。

雲台とセットで販売されている三脚の場合、恐らく雲台込みの数値になっていると思います。

重ければ重いほど重心が下がり安定するのですが持ち運び面で不利ですね。

パイプ径

最上段(一番太い部分)の数値です。

もちろん太ければ太いほど安定します。

20mm~41mmくらいの間の商品がほとんどです。

材質

ほとんどがアルミ製かカーボン製でできています。

同じ剛性の三脚であればカーボンの方が軽いですがカーボンほうが高価です。

アルミ製は重たくはなるのですが、その分重心が下がるため安定はします。
車移動の方は全然いけるんじゃないかなと思います。

ですが、現地で結構歩くハイキングや街中ブラブラのようなシチュエーションは重さが負担になってきます。

カーボンの場合にも低重心化する方法はありまして三脚にフックを取り付けて、そこに袋やかばんを三脚にぶら下げればOKです。

このフックは初めから三脚に装備されているモデルもありますし、別売りとして用意されているモデルもあります。

ですので価格に抵抗がなければカーボン製にしておいたほうが後悔はないと思います。何故ならばいい三脚は一度買うと長期にわたり使えるからです。

ちなみにフックを使わない低重心化の方法もありまして、ストーンバッグという商品を三脚に足にマジックテープで固定し現地で石などをいれて錘にすることができます。

以上9つを押さえておけば三脚の仕様を見る際に困ることはもうありません!!

ではその三脚、具体的にどんなメーカーが製造しているのか?を紹介します。

主な三脚のメーカー

有名な三脚メーカーをいくつか紹介しておきます。

国内メーカー

国内メーカーのものは物自体は良くお値段も比較的お安い値段からラインナップされていて、初めての三脚であまり予算をかけれないという人にもおすすめです!

SLIK(スリック)

1948年創業のメーカー。
比較的お求めやすい価格で過不足ないしっかりとした三脚を作っています。
SLIK 三脚

Velbon(ベルボン)

1955年創業のメーカー。
スリックと同じく国内を代表する2社のうちの一つ。
品質、価格ともにスリックと同じレベルだと思ってよい。
耐荷重をかなり低く見積もるメーカーだなというイメージです。

自分はベルボンの耐荷重3kgの三脚
Velbon シェルパ635
というものを使っていますが
SLIKなら5kg、LEOFOTOやマンフロットなら10kgと謳うんじゃないか?といったくらい3kgとは思えないような剛性を持ってる三脚でございます。

少なくとも売り上げに関係してくる部分のスペックのため、日本メーカーは本当に謙虚だな〜と思いますね。
Velbon 三脚

海外メーカー

LEOFOTO(レオフォト)中国

ここ最近頭角を表し始めた中国の三脚メーカー。
LEOFOTO自体は2014年に設立されましたが、それ以前に10年以上OEMで三脚製作をしていたそうです。中国製だからと侮ってはいけません。

現にドローンジンバルなどはもはや中国メーカーの品質がかなり高く、かなりのシェアを占めています。

自分はLEOFOTOさんのLS365Cという三脚とG4というギア雲台を購入しました。


この組み合わせで合計2kgを超える装備を搭載してもまだまだ耐えうる感じがあります。これくらいの剛性があれば少なくともハイアマチュアの要望には応えてくれるんじゃないかなと思います。

600mmF4などの3KGレベルの望遠レンズを使用される場合は厳しいかもしれませんがどうですかね。個人的にはいけるんじゃないかなと思いますが。

商品の365や254などの数字はパイプ径と段数を表していて

例えば365の場合

とてもわかりやすいです。

Leofoto 三脚

SIRUI(シルイ)中国

2001年に創業した主に三脚を製造するカメラ周辺機器メーカー。
先程のLEOFOTOよりも更にお求めやすい価格ですが、しっかりとした剛性を確保しています。
実際に自分もK-30Xというものを購入しましたが、かなりしっかりしていて大満足です。
レビュー記事も書いています。

SIRUIの自由雲台 K-30Xをレビュー。頑丈すぎ。{コスパ最強}
みなさんこんにちは。 SIRUIとは中国の三脚や雲台を手がけるメーカーですが、この記事を読むと、SIRUIが安かろう悪かろうではないではないといったことがわかるんじゃないかなと思います。 今回はSIRUIの自由雲台K-30Xを使...

三脚は購入したことがありませんが、ほとんどの商品が1〜3万でラインナップされており、評判もよいのでこの価格帯でなら最もおすすめですね。

なるべく安いものがいいがしっかりとしたものが欲しいという方にはベストチョイスだと思います。

中には40mmのカーボン三脚が7万円ほどであったり、しっかりハイエンドの商品も作ってますので、ハイアマチュアの方にもおすすめですね。

SIRUI 三脚

マンフロット (Manfrotto)イタリア

イタリアの三脚を中心とするメーカー。1974年に三脚製造を開始。
価格的にはベルボンやスリックやLEOFOTOに比べて同じくらいか、少し高いイメージですね。
ですがイタリア産であることを踏まえるとむしろ安いんじゃないかなと思います。
manfrotto 雲台

GITZO(ジッツオ)フランス

自動車でいうベンツみたいな感じで
高級でいつかは手にしたいと憧れのように思われている三脚メーカー。
品質も一級品である。
1917年にフランスで設立後1950年代から三脚の製造が開始されたそうで
なんと現在はイタリアに本社があり、製造もイタリアで行われているらしいです。
脚だけで10万円超えるのも珍しくなく雲台も合わせると15〜25万くらいとなってきます。

gitzo 三脚

以上です!ここまでお読みいただきありがとうございました!!

次回はいよいよ最後になります。

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